「この後どうするの?」とハルが訊いてきたが、とりあえず何をするにもまずはテントを設営しなければならない。
もっともテントといっても、俺とハルが入ったらもういっぱい、といった程度の大きさでしかなかったが。
テントを張り、焚き火の準備をしただけで、二人して汗だくになった。
ハルは暑さに堪りかね、すでに上半身は裸になっていた。
陽の光りで眩しい野外で見る日焼けしたハルの肌は、汗ばんでいてとてもツヤがあり、それだけで俺を興奮させた。
泊まる準備が整ったので、滝のある大岩の上で休憩をする。
「この後は〜?」と再びハルに訊かれ、「ん〜、そうだな〜。暑いし川で泳ごうか♪」と答えたが、実は最初からそのつもりだった。
「でも、海パン持ってきてないよ〜?」とハルは迷ったが、俺はキッパリと「そんなん要らないって。裸でいいよ(笑)」と言ってやる。
「え〜?誰か来たら恥ずかしいよ(笑)」
「大丈夫。こんなところ誰も来やしないって♪」
「でも俺はオトナだし、海パンもあるから履くけどね(笑)」
「英ちゃん、ズリぃー!」
などと暫くやり取りしたが、ハルは決断出来ないでいたので、問答無用に大岩から下の川に落としてやった。