高校のとき
球技大会をやることになって
俺は人数あわせでソフトボールをすることになった
正直、球技はビックリするくらい苦手な俺
同級生にもそれはしれわたっていて、俺がバッターボックスに立つと
外野がニヤニヤしながら前進してきた。
腹がたったがどうすることもできないので、とりあえずバットに当てることだけを考えて
グッとバットを振る
にぶい微妙な手応えのそれはピッチャーゴロになり、投手の山田(仮)は予想外の出来事に若干あたふたしていた
チャンスだ!
とばかりに俺は一塁に走る
山田は慌てて一塁にボールを送球
そのボールが俺の後頭部に当たる
ソフトボールって意外とでかくて、ボールが当たった衝撃で俺は前のめりにこけて
盛大に顔を地面に打ち付けた
その衝撃で5分くらい気を失ってたらしくて
目が覚めたら担架に揺られてた
体育の先生が
「念のため保健室で寝といて明日は病院に行け」
とか言ってるのを聞きながら担架の揺れが心地よくて
俺はゆっくりと眠りについた