とりあえずあがったけど,客の家に上がりこんでいいのかな?
ちょっと心配になった
しかも夜コーヒーって(笑)
オーストラリアかどっかのコーヒーをいただいた。
確かに旨い。なんかインスタントと違う味。
「うまい?」
「はい」
沈黙・・・
「わざわざありがとね」
「いえ・・・僕帰ります。」
「もう!?そっか・・・」
「はい。お客様の家にあがりこんだら店長に怒られます」
帰ろうとしたら思いっきり腕をつかまれた
「・・・・はい?」
「あのさ・・・・」
超真剣な表情
沈黙
「またいくから」
「・・・はい」
急につかまれたから驚いた。
それ以来,緒方さんの顔が頭から離れなくなった
あのとき何を言おうとしたんだろう・・・
でもまさか,僕のことが好きなのかな?
いやノンケだろう・・・
そんな自問自答が続いた
次の日
僕が仕事から帰ろうとしたら,見知らぬ車がとまっていた
窓があいて緒方さんが・・・・
「今日さ,時間ある?飯でも食いに行かん?」
「・・・いいですけど・・・」
なんかいつもと雰囲気が違った。
小汚い格好から,いきなりスーツ姿
そのままドライブすることになった
車で何はなそうかな・・・そんなこと考えていたら彼から口を開いた
「ごめんな。いきなり」
「いえ・・・なんでスーツなんですか?いつもと雰囲気違いますね」
「仕事帰りだから」
「へぇ・・・」
なんでいつも小汚い格好で来てたのか謎。
車から降りて和食屋に。
個室で結構高そうな店。
しかも常連っぽい感じ。
個室の部屋でなんか気まずかった。
スーツ姿がちょっとカッコよくてドキドキした。いがいとスーツ着たら足が長いことに気がついた。
「緒方さん,足長いですよね。」
「そうか?まぁ普通だよ」
結局食事が終わり車に戻る
「次はどうしよっか」
「どうします?カラオケでもどうですか?」
「いいね」
そのとき目があって見つめあった
なんだこの感じ・・・・・
目をそらした
沈黙が続くなか,彼が口を開いた
「彼女いるの?」
「え?なんでいきなり?いないです」
「そっか・・・俺もなんだ・・」
「へぇ・・・・」
なんだこの展開は!!
「ずっといないんですか?」
「あぁ・・・」
「女に興味なかったりして?」
ちょっとこの気まずい雰囲気を壊すため,あえて言ってみた
「まぁね」
は!?
それって=ゲイ