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自分の生きる意味7
 晴翔  - 12/4/26(木) 3:43 -
ゆうたさん&ゆうたさんありがとうございます!
まさかの同じ名前の人からのコメントwww


続きです。


「お、見学かな?てか、友達?」
部長さんが僕らと雄輔を見ながら訊いてきた。
「ただのクラスメートです」
秋晴がちょっと怒りながら答えた。
「友達っすよ。んで、見学したいンすけど」
「はいよー。てか、秋晴を怒らせるなんてよっぽどだね君」
「俺がこいつと仲良くしてるのが面白くないんですかねぇ」
僕のことを指差す雄輔。
「ひとを指差すなよ」
「あはは、わりぃ」
テキトーに謝る雄輔。
まぁ、ガチで謝られても困るけど。
「じゃあ、説明するね」
部長が説明を始めた。
僕と秋晴は絵を描き始める。
「何描くの?」
秋晴が訊いてきた。
「んー、人間」
特にコンセプトとかは無い。
ただ、アニメやマンガみたいな絵を描きたかっただけ。
「秋晴は?」
「猫っぽい何か」
動物が好きなため、その言葉に少し興味を持ち、描いているものを覗いた。
…あー、うん。
そこに描かれていたのは猫耳と猫尻尾を生やした萌え系の女の子。
秋晴の意外な趣味が分かった気がした。
「そういうの好きなんだね」
「ん?いや、特に好きというわけじゃないよ」
そう言いながらも表情は真剣だ。
「まぁ…頑張って」
自分の絵に集中することにした。
「どっこいしょーいち」
説明を聴き終えた雄輔が隣に座った。
そして、特に何を話すでもなくバッグからノートを取り出す。
話しかけられて妨害されると思ったのに。
いや、妨害ってのも失礼か。
秋晴は怒りそうだけど。
まぁ、集中できるに越したことはないか。
そう思いながら絵を描き進めた。

小一時間して、僕ら以外にも数名の見学者が残っていた。
意外と来るもんだなぁ。
そんなことを思っていたら男子の先輩が近付いてきた。
身長は低め。
165ぐらいだろうか。
痩せていて眼鏡。
だが、秋晴みたいに爽やかなインテリ系ってよりは、ちょっとオタクっぽい。
「えっと…どうかな?」
アバウトな質問。
話し慣れてないなら話しかけなきゃいいのに。
いや、この人も僕と同じかもしれない。
何も知らない後輩と仲良くする。
何か知られる前に。
「えっと、絵、描いてるんだよね?上手く描けた?」
「まぁ…こんな感じです」
秋晴が紙を差し出した。
そこに描いてあったのは萌え系から一転。
キャッツみたいな人の絵だった。
すごく上手い。
「すごいねぇ。君は?」
僕に振られたので紙を差し出した。
とりあえず人間。
なんかのアニメやマンガで観たキャラな気がするがなんだったかは思い出せない。
「君も上手いねぇ。じゃあ、君は?」
「俺っすか?こんな感じっすね」
雄輔が差し出した紙には人の横顔が描かれていた。
それが僕と秋晴だってことはすぐに分かった。
めっちゃ美化して描いてあったけど。
すごく上手かった。
「みんなすごいねぇ。もし入るんだったら毎日見れるのかぁ。楽しみだなぁ」
芝居のような口調。
特に嫌いではないが、好きになれそうな先輩ではなかった。

「あ、5時になったから見学組は帰ってねぇ」
部長が時計を見ながら言った。
各々、片づけをして荷物をまとめた。
「描いた絵、もしよかったら置いていってね」
そう言われ、描いた絵を名前とクラスを描いて提出し、教室を出た。

「じゃあ、俺、こっちだから」
「また明日ねー」
「じゃあなー」
秋晴と別れ、いつものように雄輔と一緒に帰る。
途中で夕食の買い物をするのも日課のようになった。
「あのさ、晴翔。泊まっていい?」
買い物中にいきなりの言われた。
「え?」
「今日はいつもより帰りたくないからさ。それに、明日休みだし。だめか?」
「いや、僕は大丈夫だけど…」
一人暮らしだし。
あ、布団とかどうしよ。
まぁなんとかなるか。
「ありがと。てか、その予定だったから着替えとか持ってきてるんだよね」
あははと笑う雄輔。
バッグの中を見たらパンツやらジャージやらが入っていた。
「まったく…。今日はいつもより美味しいご飯作ってもらうからね」
「それは任せとけ。何食べたい?」
「じゃあねぇ…チャーハン」
「よし、頑張ってみっか!」
材料を買い、家に帰る。
当たり前になったこれがすごく幸せに感じる。
僕は今幸せなんだ。
雄輔や秋晴と友達になれたことが。
合いカギ作って渡そうかな。
結構お世話になってるし。
朝も来てくれてるし。
でも、それじゃなんか付き合ってるみたいかな?
そんなことを考えながら食事の準備をしている雄輔を見る。
イイ旦那さんになるだろうな。
ちょっと我が強いけど。
でも、優しいし、家事もできるし。
合いカギはもうちょっとしたら渡そう。
まだ入学したばっかりでごたごたしてるし。
雄輔の家庭事情がワケありな感じだし。
落ち着いてきたらでいいだろう。
雄輔に家庭の事情を教えてもらえるくらい仲良くなれてからで。


続きます。

引用なし

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