ジャージで中出しをしてから、金曜日まで佐伯はいつも通り過ごしていました。
もしかしたら金曜日の体育の日までに、サッカー部でジャージを使うかも、と思っていましたが
ジャージが入ったビニール袋は机の横に掛けてあるままで、まだ一回もあれから着ていない感じでした。
そして遂に金曜日。2時間目の体育の授業を迎えます。
俺はこの日は普通に朝から登校していて、佐伯が体育の着替えの際にどういう反応を見せるのか
気になって仕方ありませんでした。
もしかしたらそのまま違和感なく普通に履いて体育するかもしれないし(それはそれで興奮する)、
変な液体がジャージのズボンに着いる事に気づいて焦るのか、その反応を見てみたかったんです。
1時間目が終わり、休み時間。
チャイムが鳴ると同時に、みんなが一斉に教室で体操服に着替えだします。
俺は友達と話しながら着替えていましたが、意識は教室の後ろ側にいる佐伯のほうへ。
俺の席は前の廊下側で、佐伯の席は後ろの窓側でした。
すると、意識を集中させていた教室の後ろ側から、佐伯の大きめの声が聞こえました。
「うわ、くっせー!」
俺や友達は後ろを振り返り、声の主の方へ目線を移す。
「なんかマジで俺のジャージ臭い、サイアクだ」
佐伯はジャージを机の上に無造作に置き、手で鼻をつまんでいました。
佐伯と仲の良いヤンキー風のクラスメイトも
「くっせ!マジサイアクじゃね?」
「っていうか、佐伯の汗が蒸れて変な臭いしてんじぇねーの?」
等など、異様な臭いにかなり反応をしていました。
佐伯の汗が臭いわけねーじゃん、バカ!と俺は内心思いながら、自分のしたことに少し罪悪感を覚えました。
「あいつ何騒いでんの?」
「さあ?いいから体育館行こうぜ」
と俺の友達はさっさと着替え終わり、体育館へと向かっていきましたが、
俺は佐伯の事が気になりすぎていて前々着替えていないので先に行ってもらいました。
「俺、今日体育見学するわ。これ着れねーし。当番だから先行ってて」
佐伯も着替えるのをあきらめ、既に着替えていた友達を先に体育館へ行かせたようでした。
俺が着替えている間にクラスメイトはほとんど移動したみたいで、ジャージに袖を通すと、
教室には俺と佐伯だけが残っている状態でした。
「なあ、早く着替えて出て。俺カギ閉めないといけないし」
ヤンキーグループに属しているのに、佐伯は部活もしっかりやっているからか、こういうところは真面目。
髪も染めてないし、タバコもすっていないようで、そういうところも俺が好きな理由の一つです。
「あ、ごめん。っていうか佐伯、体育しないの?」
いつも佐伯から話しかけられると、ドキドキがとまりません。
声が裏返ってないか心配になるくらい、いつも緊張して会話しています。
「あー、今日見学するわ。っていうかさ、お前コレどう思う?ちょっとにおいでみて?」
佐伯は苦笑いを浮かべながら自分のジャージを掴んで俺に差し出してきました。
”においでみて?”とか正直めちゃくちゃうれしかったんですが、あえて嫌な顔をしながら
渋々鼻を近づける感じでにおいでみました。
うん、マジで臭い。佐伯、ごめん。
「うわ!何コレ?やばいって。何の臭い?!」
と大げさに嫌がって見せましたが、原因は俺の中出しです。
でも、俺の反応に佐伯は無邪気な笑顔を見せながら
「だろ?こんなん着て体育出来ないし、今日は見学。このジャージ捨てるわ、もう」
と愛想良く俺に話してくれました。
内心本当に悪いな、と思いながらもそんな佐伯に興奮しそうになってた俺は、
佐伯の言葉にいいアイデアを思いつきました。
「え、ジャージ捨てるの?」
「うん。くせーし。洗ってもいいけど、このジャージ、ボロボロだし大きめの新しいの買おうと思って」
俺的にはビッグチャンスでした。捨てるなら欲しい、っていうか手に入れたい。
頭の中でいろいろな理由を思い浮かべながら、俺は交渉しました。
「もしよかったらなんだけど、俺の弟が来年この高校入ってくるし、そのジャージ弟にくれない?」
ちょっと無理があったかもしれないです。
「へ?いやこれ臭いし、それにホラ裾もボロボロなんだぜ?こんなん着たくねーだろ?」
むしろ俺はそういう不良チックなジャージすごい着たいんですけどね。
「初めはさ、どうせボロボロになるし新しいの勿体ないじゃん?洗えば着れるし、弟も喜ぶから」
「ん〜。でもマジで臭いからなあ」
渋る佐伯に最後の一手。
「じゃあ佐伯がジャージ洗ってきてよ。臭い消えたら着れるし。その代わりお礼で3000円位渡すから」
金額を出すと佐伯の目の色が変わるのがわかりました。
「え?金くれんの?」
「うん。新品買うと高いし、3000円位でよかったら今渡してもいいよ」
「わかった!じゃあ、ジャージ俺が洗ってくるから、そしたらお前に売るわ、マジでいいの?」
「いいよ。親も助かると思う」
「ちょ、マジでお前良い奴じゃん!これから仲良くしようぜ」
俺は佐伯にその場で3000円を渡し、後日佐伯から洗濯したジャージを渡されました。
中出しした臭いはきれいに消えていて、若干佐伯の匂いはジャージに残ったままの状態でした。
あれから俺は佐伯との距離がずいぶん縮まっていて、
「俺もサッカーに興味あるんだけど、部活入ろうか迷ってる」
と話すと、また無邪気な笑顔で「じゃあ、練習着とか要らないやつやるから、見学からしに来いよ」と言って
アンダースパッツやサカパン、少し汚れたユニフォームや、佐伯が着なくなったピステ、ジャージなどを
一式貰えたり出来るようになりました。
当然サッカー部にはまだ入っていないんですが、そのサッカー用品を着込んで今はオナニーをしています。
最後はちょっとエロくは無かったですが、今はこういう感じです。
読んでいただいてありがとうございました。批判もあるかと思いますが、実話か想像かを決めるのは読む方次第だと思います。
また感想をいただければ、他の話も投稿できればと思っています。