階段を上がっていくとき、俺は頭の中で、この後の進め具合を整理する。部屋のドアを開け中に入ってドアを閉めたとたんK先輩が土下座してきた。
ひで、頼む、トイレの事はみんなにナイショにしてくれ俺、何でもするから、だから、みんなには言わないでくれ…お願いだ…
K先輩が泣き声になったのが分かった。
正直この展開になるとは想像してなかった俺はしばらく黙りこんでどうしようか考えていた。
K先輩解りました。顔上げてください。
ゆっくり、顔を上げる先輩。
先輩が泣いてる…よっぽど、ばれたくないらしい。その顔をみて、完全におれのSスイッチが入ってしまった。
先輩は正座したまま、下を向いていて、目を合わせようとしてない。
俺は先輩の目の前に座った。
先輩、誰にも言わないので安心してください。だから、俺をちゃんとみてください。
その言葉にホッとしたのか、ゆっくり俺のほうを見た。
でも、先輩、言わないけど、俺の言うことを聞いてもらいますよ〜?いいですか?
先輩は黙ったまま俺を見ている。目に又、涙を浮かべて…
やべえ、先輩かわいい…言葉に出るのをぐっと堪えた。
先輩、わかりました?
K先輩は はい とだけ言って目から涙を垂らし俺を見つめた。
先輩と後輩の立場が逆転した瞬間だ。
K先輩まずはいろいろ聞きたいことあるし、合宿中にトイレでオナとかありえないよね?とりあえずさ、パンツで正座ね〜♪ 正座会するから早くしろよ!
はい…
と言うと、先輩はゆっくり脱いでヨレヨレのボクサーパンツ一枚になって正座した。
先輩のパンツそれなんすか?ヨレヨレすぎて玉でてるよ?もしかしてして欲しくてわざとそれにしたの?変態だったんだ〜
先輩はあわてて隠し いえ、違います。 とだけ言ってうつむいた。
ふ〜ん、まあ、いいけど、じゃー今から質問するから、答えてね〜♪ 嘘や答えれなかったみんなにばらすからね〜
はい、解りました。