俺は四月から高校のアメフトの部活に入ったけど、みんな体育会ノリというか、先輩が悪ふざけが好きなやつばかりで、いつも先生から起こられている
アメフト部は結構強いみたいだけど、ボロくて汚い田舎の高校だから、なかなか部員がいないみたいで、三年生は8人 二年生6人。一年生は最初は7人いたけどあまりにもノリがよすぎて6人が2日で辞めて俺一人だけになってしまった。
男子校だから女子マネージャーがいないし、練習終わりのパンツとかシャツはいつも俺が洗濯しなきゃならない。
部活終わりには先輩たちが靴下やパンツを俺の頭に
「よろしくな!!」
と乗っけて帰って行くときもあった。
入部してから一週間くらいして
「いい忘れていたけど、一年生が部室の掃除担当だからな。毎週一回は綺麗にしとけよ。四月から誰も掃除してないし」
「まずはティッシュを片づけろよ。素手でやるんだぜ!!」
と言われた
俺は落ちているティッシュの塊を100個くらいゴミ袋の中に入れていった
「なんでこんなにティッシュがあるんっすか?」
「え?鼻でもかんだと思ってんのか?決まってんだろ?」
俺はティッシュを片づけた後、その辺りに落ちてるパンツを片付けたり、クリクリの短い毛を手で拾ったりして、部室を綺麗にした。
その後、先輩からコンビニでジュースやら何やろ買ってこいとパシらされて、その日は終了した。
土日の練習の昼休憩のとき買ってきた菓子パンをテーブルの上に置いて先輩に連れションに連れて行かれて帰ってきたら俺の菓子パンがなくて、変わりに先輩の汚い靴下がおいてあった。その靴下は何かが入っているみたいで、まさかと思って靴下に手を突っ込んだら、俺の菓子パンが入ってた
「誰っすか!?こんなひどいっすよ」
「いいじゃんいいじゃん」と言いながら先輩たちはみんな笑っていた