次の日の夜。
当たり前のように一緒に風呂に入る。
心なしか、ショウが緊張しているように見えた。
汗を流し、狭い湯船に身を寄せて入る。
俺の股の間にショウが来るのがいつもの体勢なのだが、今日は何故かいつも以上に距離が近く、ショウが動くたびにチンコの先がショウの背中に触れた。
変な気が起きないようショウに集中する。
「とりあえず、小学校とかでも保健体育で性については習っただろ?」
「じゃあ、昨日のも分かるよな?」
「なんと…なく」
更に寄せてくるショウ。
もうチンコがずっと背中に当たってる。
「それは大人になったって証拠だから、隠さないでいいんだからな?フツーなことだから、またなっても洗濯機に放り込んどきゃいいんだよ」
「ハルもそうしてた?」
「まぁ…な」
俺は基本的にシコッてたから、あんまり夢精しなかったけど。
「ぁ…えっと…」
「なに?」
「……」
ショウが何か言おうとして黙ってしまった。
「どうした?なんか学校で言われたりしたのか?」
「友達に聞いたらさ、シコればいいって言われてさ」
友達から聞いたのか。
俺も性の知識は友達か先輩だったなぁ…。
「友達は先輩に教えてもらったって…」
まぁ普通なことだな。
「だから、ハル、教えて…?」
「え?」
いきなりの飛躍についていかない。
「チンコ触るんでしょ…?だったら、ハルがいい」
こいつは言ってる意味分かってるのか?
「あのな、オナニーってのは一人でするもんなんだ。してないって隠すことじゃないけど、他人に見せるもんじゃないんだよ」
「じゃあ、やり方見せて」
あぁ…こうなったらショウは手強い。
普段はわがまま言わないが、言った時は全然折れない。
「…一回だけ……な?」
「うん」
仕方ない。
自分でそう理由づけし、心の奥底にある興奮を隠した。
俺は湯船の縁に座り、股を開いた。
見られることには慣れているのに恥ずかしい。
勃つかな…?
「ハルのチンコ、まじまじと見るの初めて」
そう言われ、俺のチンコは一気に勃ち上がった。
「でかっ!」
16からそこまででもないが、ショウのチンコはまだ小さいからしょうがないか。
「やっぱりお兄ちゃんだなぁ…」
意味の分からないことを言いながら、ハルは俺のを躊躇なく握った。
「バカ!」
「ちょっとだけ!」
もう…いいや。
俺はハルの手の上から自分のモノを握った。
続く