その日の夕方、委員会の会議が終わり、
トイレの前を通りかかると、
「お前、パンツはいてねぇーの?きもーノーパンかよー!」
「・・・。」
「お前、パンツ忘れたのかよー!」
「・・・。」
「それにさ、お前の隣のやつが、最近何か臭うって言ってるんだけど、
お前何か知らない?」
「・・・知らないよ。」
僕はドアの隙間から中を覗いた。
「お前ノーパンってことは、ズボンに何かついてんじゃね?」
「・・・ついてないよ。」
「・・ん?しかも今、なんか臭くね?」
「・・・。」
「じゃあ、脱いで嗅いでみろよ!」
「やだ!」
拓斗は抵抗しようとしたが、そうはいかない。
ガタイのいいやつ数人に押さえられ、口をふさがれ、
必死で抵抗する拓斗のズボンを脱がせ、股間のあたりを拓斗の顔に押し付けた。
「・・・うっ。」
拓斗は顔を背けようとしたが、できなかった。
「まさかお前の股間から臭ってたのかよ。」
「しかも、内側がなんか白っぱくね?まさかお前、オナニーしてたんじゃないのか?」
押さえつけられていた拓斗は解放されたが、まだとり囲まれている。
「・・・。」
「優等生が学校でオナニーかよー!」
「・・・。」
「しかもさ、この前プールん時、お前股間濡れてたよな!」
「・・・何の話?」
「とぼけんじゃねーよ!どうせ授業の前にオナってたんだろー。」
「なんで僕のこと、いじめるのさ!先生に・・・。」
拓斗は口をふさがれた。
「おーっと。優等生が授業中にオナニーしていたこと、
みんなにばらしてもいいのかな〜?この前俺を殴ったしな〜!
ばらされたく無かったら黙っておけよな。」
「・・・んん。」
拓斗は涙目になりながらも必死でうなずいた。
「じゃあ、これから毎日、この時間にトイレに来い!
忘れたらどうなるか覚えておけよ?」
その時だった。隙間から見ていた僕は、誰かに肩をたたかれ、ドアを開けてしまった。
「・・・。」
「お前、覗いてただろ?」
「いや。別に。」
「なんかドアの下に黒い影があっておかしいなと思ったんだよな。」
「何の話?」
「とぼけるな。前も覗いてたこと、知ってんだよ!
誰かに告げ口しようなんて思ってないよな??」
哲也の仲間の一人が言った。「あいつも興味あるんじゃね?」
「いや、別にそんなことないよ。」
「股間が膨らんでるぜ?」
「いや、元から大きいんだよ。」
僕は取り押さえられた。
「じゃあ、見せてみろ。」
ズボンとパンツを脱がされ、ビンビンに発ったペニスが現れた。
「やっぱりな・・・。よし、お前と中村、二人並んでオナれ!」
ドアはふさがれ、僕と拓斗はしばらく見つめあったが、
逃げ場を失ったためか、仕方なく手をペニスにあてた。
「学校でオナニーしてるし〜!」
二人は無言でオナニーを続けた。
「・・・うっ、うっ。いっ、いきそう。」
拓斗はトイレットペーパーを取りに行こうとしたが、
「そのまま出せ!」
「・・・んっ、いっ、いっ、いくっ!・・・・あっ、あっ!」
拓斗はその場で発射した。拓斗はその場で崩れ落ち、座り込んでしまった。
他人のオナニーを見たことがなかった僕も、興奮してすぐにいってしまった。
僕もいつもよりたくさん出て、隣に座りこんでしまった。
「きったねぇー!掃除しとけよ!!」
「よし、動画ばっちり撮れたぜ!」
「えっ?」僕らは驚いた。
「そっ、その動画、どうするの?」
「友達に見せてやるんだよ!」
「お願い、それだけはやめて!」二人は声をそろえた。
「しらねぇな!」
「お願いです。やめてください。何でもしますから!」二人は涙目になりながら
土下座した。
しばらくして、哲也は言った。
「じゃあ、こうしよう。これから毎日、この時間にここに来い。
忘れずにな!」
「それはできない!」
「はぁ?だれだーさっき『何でもしますから』って言ったの?」
「あっ・・。」
勢いで言ってしまった自分らを責めた。
でも、言ってしまったからには仕方がないと思った。
「もし来なかったら?」
「この動画がどうなるかね?」
「・・・。はい。」
哲也とその友達は帰った。
僕と二人は自分の精子を掃除した。
しばらく無言の時間が続いたが、僕は拓斗土下座してこう言った。
「・・・ごめんなさい。哲也たちを止められなかったんだ!」
「いいんだよ。告げ口したのばれたら、君もどうなるかわからないしね。
授業中にあんなことしてた僕が間違いだったんだ。」
「・・・でもさ、なんで我慢できなかったの?」
「あのね、この間帰り道に小説が落ちてたんだよ。
それがたまたま、僕が前から読みたかった本だったから、
拾って持って帰ったんだ。
うちに帰ってから本を開くと、中身は全然違っていた。」
「もしかして、エロ本だったの?」
「そうみたい。オナニー何とかって書いてあったんだ。
その時初めてオナニーを知ったんだよね。
読んでるうちに、気持ちが興奮してきて、
知らないうちにズボンとパンツを脱いでちんちんをつかんでた。
そして無心に手を動かしてた。そして・・・出してしまったんだ。
その後すごい罪悪感に襲われたけど、数時間たつとまた握ってた。
その日から、授業中も落ち着かなくなってね。」
「それでトイレでしてたんだね。」
「・・・う、うん。あの時本を拾っていなければね。まぁ、仕方がないよ。」
「そうだったんだ。」
「そんなことより、早く掃除しないと、見回りが来ちゃうよ!」
二人は急いで掃除を終わらせた。
次の日、二人で同じ時間にトイレに行くと、哲也と友達がいた。
「来たな!今日はこれを着てオナニーしてもらう。」
手に持っていたのは、女子用のスクール水着だった。
もちろん、二人には初めての経験だったので、着た瞬間興奮し、
すぐにイってしまった。
「明日はパンツじゃなくて、水着を着て来い!」
次の日は水泳の時間はなかったが、約束通り下に水着を履いていった。
「よし、今日はこれを股間に塗りたくってオナれ。」
はじめは水かと思ったが、手に取った瞬間ヌルっとしていた。
今で思えば、それはローションだった。
これも初めての経験だったので、興奮し、すぐにイってしまった
次の日、
「まず、ペニスを水道で洗え。ちゃんと剥くんだぞ!」
「剥く??」二人はよくわからなかった。
「こうすんだよ!」
「いっ、いてててて・・。」
洗っているペニスをつかまれ、皮を無理やりめくられ、
ピンク色の頭が完全に見えた。
「きったねー!うわ、しかもくっせーな!」
自分たちでさえも、鼻をつまみたくなるような臭いだった。
ガマンして水道できれいに洗った。
「よし、裸になって寝そべるんだ。」
二人はためらったが、動画を公開されるよりはマシだったし、
逃げられる状態じゃなかったので、その通りにした。
「お互い、頭の向きは逆にして、お互い体を向い合せにしろ。」
その通りに寝転がると、目の前にはお互いのペニスがあった。
もちろん、ビンビンである。
「おいしそうな棒アイスだと思って、ぺろぺろ舐め合え!」
「えっ??」まさかの要求に、驚いた。
二人でためらっていると、哲也の友達に頭をつかまれ、
無理やりくわえさせられた。二人の抵抗は、全く通用しなかった。
「次にくわえたまま頭を前後しろ。」
二人は気づいた。口でオナニーさせているのだと。
しばらくして、二人はイってしまった。頭を押さえつけられていたので、
おたがい口の中に発射してしまった。もちろん、
もちろん、自分の精子でさえ口の中に入れたこともないのに、他人の精子が口の中に入ってきた。苦かった。
数週間後には、アナルセックスをさせられた。
もちろん、コンドームなんて用意されていない。
いつしか僕ら二人は、毎日のそれが楽しみになった。
数か月間そのようなことが続いた。
そんなある時、帰りの会で先生はこう言った。
「えー今日をもって、田中(哲也)は転校します。」
何の前触れもなかった。
二人は解放されたような気分になった。
しかし、その日の夕方も忘れずにトイレに行った。
「今日は別の場所でするから、ついて来い!」今日は哲也しかいなかった。
学校を出て自転車で15分くらい走ると、森に囲まれた公園についた。
その公園は、森に囲まれているため、不審者が多く出ていて、
地域の住民からは避けられていた。
その公園に車いす用のトイレがあり、そこに案内された。
中は割ときれいだった。
3人で中に入った。
「今日で終わりだな。」
「うん。」
「お前らに謝りたいことがある。」
いきなり頭を下げられ、僕と拓斗は驚いてしまった。
「実は、あの時とっていた動画、あれを見ながら家でオナるために撮ってたんだ。あいつ(哲也の友達)もそうだった。おかずが欲しくてお前らにさせてたんだ。
誰かに見せようなんてことは、はじめから考えてなかった。
今日でお前らと遊ぶのは最後だ。だから、・・・一緒に遊んでくれ。」
いきなりの展開で、何が何だかわからなかった。
しばらく沈黙が続いたが、拓斗が笑いながらこういった。
「今までの仕返しだ!」哲也はにっこりした。
いつものように裸になると、哲也も裸になり、
カバンにしまっておいたローションを3人の体にかけ、遊んだ。
抜きあい、フェラ、アナルセックスなど、疲れ果てるまで遊んだ。
そしてトイレの中にある水道で体を洗い、着替えた。
「今まで悪かった。」と哲也。
「もういいよ。おかげで、疲れすぎたときはさすがに寝ちゃうけど、
勉強に集中できたし、授業中にトイレに行くこともなくなったよ。
はじめからそうだって言えばよかったのに。」
3人は笑いあい、別れた。
それ以来、僕と拓斗は時々あって遊んだ。
今となってはいい経験をしたと思う。
・・・しかし、あの時隠されたパンツは、戻ってこなかった。
(終)