「勇人さん。」
またも唐突な発声に驚いた。
「勇人さんは、僕と翔がエッチしたのを聞いた時、どんな事を思いましたか?」
『え?若いなぁと…。」
…
『あと、隼の童貞卒業を嬉しく思ったかな。』
…
「嫌じゃなかったですか?」
『別に嫌じゃなかったかな。それよりも隼が翔の心を上手に開く事が出来ていたから感心したよ。』
「そっか…そうですよね。」
「僕は…ちょっと嫌でした。いや、やっぱりちょっとじゃなくて凄く…嫌でした。」
『なんで?』
「だって、僕とのエッチは僕ばかり気持ちよくなって、勇人さんは気持ちよくなれてないのに、翔は中で果てて貰えているから、気持ちよくしてあげれているから、羨ましいなとおもいました。」
『それは翔が幼少期にレ●プされてきたから慣れているって事だけど、レ●プらせた事を肯定する事に成りかねないよ?』
「そっ、そうかもだけど、僕も勇人さんを気持ちよくさせてあげたいんです。エッチしたいんです。」
『そうだね、まずお尻が慣れないとね。翔も俺のがデカくて壊れるって叫んでたよ?』
「そうなんですね、僕も壊れて良いから犯して下さい。」
『俺はSだけど、痛がる相手を無理やりレ●プする趣味はないよ。』
「そうですか…」
『だから時間をかかって良いから、一緒に気持ちよくなれる様になるまでゆっくりしていこう。』
「僕は今すぐにでも勇人さんに僕の中で果てて欲しいのに…。」
笑いながら、車は寒空を風を切って走った。