触ってきたといっても、さするというか軽く撫でるというか、ものすごく遅い動きでもしかしたら手が当たっているだけかもしれないという程度。
その状況に興奮しておれもすぐに立ってしまった。
しばらくそのままで、起きていると確信を持ったのは、勃起を確かめるように指で挟むような動きをしてきた事。
あ、これはありなんだ。
この時おれの理性がプチッと切れてしまった。
Aのパンツの中に手を入れて直接Aの勃起を握った。
立っても剥けないしっかり包茎。先っぽだけ少し見えている程度だった。尿道を触ると、びっちょり濡れている。先走りはたくさん出るタイプみたい。
Aもおれの勃起を直接触りたいのか、ズボンに指を引っ掛けてきた。
もうこれは行くしかないと思い、おれはズボンもパンツも脱いだ。
すると大きさを確かめるように力強い握りしめてきた。
剥けているのが珍しいのか、カリの部分を中心に触ってくる。
Aのズボンも膝まで下げた。
10cmほどのかわいい勃起が思いっきり上を向いている。
直接握って軽く上下に擦り、「いったことある?」と聞くと「ない」と。
初めてをもらうわけにはいかないから、握るだけにしようと決めた。
しばらくその状態でお互いのものを触り合い、Aは目を瞑ってこちらに顔を向けた。
キスをした。
唇を重ねるだけの優しいキスを30秒程。
結局いかせ合うことはせずに、これで終わりにした。
もし今度Aと会う機会があって求めてくるようなら続きを。