静まり返った両陣営。
横から肘を突かれて響が「いつ?」と尋ねた。
翔「高1の春に。」
響「誰と?」
翔「彼女?」
響「翔、彼女いるの?」
翔「中3の時に付き合ってだけど、高校で部活初めてからはすれ違っててなかなか連絡も取れなくなって、自然と別れたかんじ?」
『おー、おー❗️」
僕の一言一言に歓声が湧く。
響「今は?」
翔「今はいないよ。」
響「えーそうなんだー、でももう経験者なんだね、やっぱデカちんじゃないから自信なくなってきちゃうなぁ」
と言いながらしょぼんとする。
(今は男の人にフ●ラとかしてるけどね…)
と思いながら、響の肩をポンッと叩いた。
隼「さっき気にしない事にしたって話してたのに。」
響「隼君は俺の気持ちわかるだろ?」
隼「まぁそうですけど、漢はチ●コだけじゃないんで。」
響「じゃあ翔の人柄は?」
隼「えっと…最高です。」
響「じゃあダメじゃん」
みたいな話をして笑いあった。
話を戻して、響に2年同士の確執について相談すると、「そんなの、何もせんでええ、ほっといたらええんよ」と軽く一蹴されてしまった。
皆で風呂を上がると、響からLINEの交換をお願いされて交換し合った後に部屋へと戻った。