翔「朝練、何で来らんかったんや。」
隼「朝、自転車がパンクして…」
翔「なんや、そうだったんか…。」
隼「…」
翔「昨日の帰りの事で、俺、心配してたんだよ。」
隼「…はぃ。」
翔「昨日はごめんな?」
隼「ぃえ…すいません。」
翔「いやいや、俺の方こそ、ごめんな?」
隼「…実は…自転車、パンクしてないんです。」
翔「え?」
隼「今朝先生に会った時に、咄嗟にそう言ったら怒られなかったので、ついまた嘘をついてしまいました。」
翔「…、んー、じゃあ何で俺に嘘だってバラしたの?」
隼「翔さんには嘘をつきたくないから…。」
翔「なんだ、俺、信頼されてるんだな。」
隼「えっ?今更ですか?」
翔「え?どういう事?」
隼「だから3年の先輩達から鈍いとかいまいち頼りにならんとか言われているんですよ。」
翔「…」(ショックで言葉が出ない)
隼「えーっと、僕は昨日、先輩にアソコを掴まれて刺激されて、逝った事がショックで寝れなくて、朝練もズル休みしちゃいました。すいませんでした。」
翔「え?あ、はい。え?ズル休み?どういう事?」
隼「もう一度言わんといけんですか?結構恥ずかしいんですけど…。」
翔「いや、隼はズル休みとか嘘とか、今までなかったから。それに先輩達から頼りないとか思われてるとか、何か色々ごちゃごちゃしてて…。」
惑う俺を見て隼は笑った。
隼「実は俺、早漏なんです。自分で扱いてもすぐだし、昨日もチ●コ掴まれて微妙に上下に揺れて擦れただけで気持ちよくて逝っちゃいました。」
唐突な性の告白を受けて衝撃を隠せなかった。
暫しの無言の中で、僕はまだ話すかどうか迷っていた。