ショッピングモールで隼と一緒に過ごした後、隼は僕と一緒に道場に行くからと両親を帰らせた。
6時半になり、ショッピングモールの駐輪場に行くと、隼はおもむろに僕の後ろに乗ってきた。
翔「お前走っていくんじゃないの?」
と呆れた感じで聞くと、
隼「翔さん、お願いしまーす。」
と、満面の笑みで甘えてきた。
10分程度の距離だから走れるだろ…と思う先輩としての気持ちと、隼の幼い顔でねだられて躍る心との葛藤。
そんなことお構いなしで、隼は後部座席に跨ると上下に揺れながら「はやくぅー、行きましょうよぅー」と更に追い打ちをかけてねだってきた。
翔「お前、小学生か!」
と、いいながらも道着の入った鞄を隼に持たせると、僕はサドルに跨り自転車を走らせた。
明らかに隼の勝利だった。
最初は両肩を持っていた隼。
車道と歩道との段差で揺れるたび、「揺れるっ」「危ないっ」と言いながら密着して後ろから手を回してきた。
段差で上下に揺れるたび、ズボンの前辺りで僅かに掠る程度の刺激を感じた。
僕はわざと段差を越えるよう車道は走らず歩道を走った。
でもその事に気づかれない様、冷静に振舞っていたが、お尻に当たる隼の下半身の温もりが、さっき咥えた薄ピンクの塊を想像させられてしまい、僕の股間は勃起していた。
僕は中央部が擦れるのを回避するために大きく広げてペダルを漕いだ。
たった10分だったが、理性と欲望との戦いの為か、とても長く感じた。