タオル一枚で出て来た隼はズボンまで履いている私に驚いた様子だった。
隼に服を全部着るように促すと「こんな時間からどこかに出かけられるんですか?」と不思議そうに尋ねた。
「良いから、服を着たら少し外に出るよ。」
服を着ている隼を置いて玄関に向かいセコムを切って外に出た。後から隼が付いてくる。
本殿に2人で入ると音がしないように襖をゆっくりと閉めた。
「これから俺は隼で、隼は葵ちゃんだ。今からする事は目を閉じずにしっかりなにをしたか、されたかを覚えておきなさい。」
隼は突然の事に驚いて口をタコの様に軽く開けて呆気に取られたような素振りだったが、その口を塞ぐ様に唇を奪うと肩と腰に手を回し抱きしめた。
やや斜め上を見つめながら隼は自然と俺の腰に両手を回した。
フレンチキスから少しずつ唇に体重を掛ける。
啄む様に隼の唇を少し、また少しと角度を若干変えつつ何度もキスをする。
徐々に慣れない感じで隼も啄み始める。
左手で隼の体を引き寄せると左耳に「上手だよ。」と囁きかける。
「ここで右手を服の中に入れて…」
と言いながら隼の腰から背中にかけてゆっくりと右手を滑りこました。
左手を右の肩口から左の肩峰に伸ばして掴むと隼を胸元に引き寄せて抱きしめた。
「心臓の鼓動が聞こえるか?」
隼は無言で頷く。
左足の付け根辺りに隼の主張する股間が当たる。
ビンビンに感じている様だ。
「大好き。」
頭の斜め上辺りでそう囁くと頭を反対側に持っていき隼の表情をみる。
デレデレとして力が抜けているその顔と俺の体の間に差し込み再度唇を奪った。
上目遣いで半開きの唇にキスをしながら少し表面を舐める。
「んっ…」と漏らす声を押し潰す様に唇を合わせる。
そのまま数歩ほど後退りさせると本殿の段差に座らせ、そのまま隼の上に覆い被さりキスを続けた。
不意に膝立ちになり上着を脱ぎ捨てると再度キスをする。
そのまま右手をお腹辺りから服に滑り込ませて隼の左の乳首に触れた。
ビクッと身体が反応し「んっ…」と声を漏らすが構わずクリクリと優しく刺激していく。
何度か声を漏らすが唇を塞いだままにしていると、キスを中断して顔を下に向けて「あ…あぁ…あぅぅ…」と、やっと漏れ出た声がとてもいやらしかった。
両手で隼を起こすと、両脇から腰元の服の裾を持ち、一気に服を脱がせ、そのまま再度押し倒した。
右手で左の乳首を刺激しながら、舌で右の乳首を刺激する。まだ触れていない筈の左側の乳首もすでに立っていた。
「気持ちいい?」そう聞くと「気持ち…いいです。」と、顔を真っ赤にさせていた。