帰宅後に日中に購入したTシャツを隼に手渡す。
「すごい、大蛇(おろち)ですね。僕、神楽好きなんです。」目を輝かせて喜ぶ隼をみて嬉しくなった。
「この地域のお祭りでも神楽は7時に始まって演目は10以上になって、大体トリの大蛇が終わるのは朝の3時位になる。みんなこの地域の者は神楽が好きだからね。」一緒に風呂に入りながらこの地域の祭りについて話してあげると、とても楽しみにしている様だ。
「隼は神楽と葵ちゃんに会えるのと、どっちを楽しみにしているの?」
脱衣所で頭を拭く隼の顔を覗き込む様にして聞くと
「神楽も楽しみですけど…葵ちゃん、可愛かったからなぁー。」と満更でもない様子。
リビングでTVを見ている隼にコン●ームを一箱(3個入)渡す。
「えっ?」と驚く隼に「土曜の祭りの夜、普段はセコムをかけている本殿をフリーにしているから。言っている意味わかるか?」と、2人以外に誰もいないのに何故か耳元でヒソヒソと話した。
「えっ?」とまたもや同じ反応を返すが、顔は少し赤らみ緊張した面持ちだ。
「なんだ隼、童貞か?そりゃ16歳なら童貞か。でもな隼、漢ならやる時はやらないと『漢』じゃないぞ?」と言うと…
「まだ早くないですか?僕、16歳ですよ?」と言うので、「俺の初めては14歳、中学2年生だ。何の問題もない。」と言うと驚いていた。
「そもそも俺に体を売ろうとしてなかったか?エロについて何の知識もない訳じゃないだろ?」とまたもや意地悪な質問をすると「動画での知識位です。」と恥かしげもなく素直に答えた。
「初めは優しくして、動画の通りにしていけば良いんだよ。それに、そもそもエッチができるとも限らないしな。」と言うと…
「そうですよね。勇人さんと話をしていると、葵ちゃんとエッチするのが当たり前になっていました。」とヘラヘラした顔でそう話した。