それからしばらくして7月後半になり、夏休みになると洋輔はランチも勤務するようになっていた。
シフトはほぼフリー状態でもっと働きたいと希望するので、ランチの日、ディナーの日とバランスよく入ってもらっていた。
そんなある日、主婦さん達は家にいる子供のためにさっさと帰ってしまい、ランチ勤務が終わった洋輔一人にマカナイ飯を食べさせているとお店の電話がなり、夜勤務予定の大学生が2時間ほど遅れると連絡が入った。
横で聞いていた洋輔が、夜も大学生が出勤するまで勤務しましょうか?と申し出てくれて、シフトは事無きを得た。
一度帰ったとしても夜の勤務まで2時間ほどしかなく、なんだか申し訳なく思って二階でテレビでも見て待つか聞いてみると、暑いから家に帰りたくないとの返事。
食べ終わった洋輔を二階の自室に初めて招き入れることになる。
俺も休憩のため一緒に二階に上がり、テレビをつけてソファーに座る洋輔にリモコンを渡し、「好きなテレビ見ていいから」と告げてエプロンを緩める。
いつもこの時間にシャワーを浴びて着替えるようにしていたので、いつもと同じようにシャワーを浴びた。
シャワー後リビングに戻ると、洋輔がソファーでクッションを抱えて眠っている。
疲れたのだろうとそのままにして、一時間ほど眠っていた洋輔をそろそろ起こそうと近づくと、股間がもっこり。
高校一年生で体も大きくないが意外としっかり膨らんでおり、一瞬良くないことを考えたがそのまま起こすことにした。
起こされた洋輔は目をこすりながら「あれ?」みたいな顔をしたあと、俺の家だということを思い出したようでホッとしていた。
まだもう少し時間はあるが、洋輔の股間が気になり、洋輔に「シャワーでも浴びるか?」と聞くと頷いてたちあがるが、こちらに背を向けて前屈みでポケットに手を入れてゴソゴソ。
気付かないふりをして風呂場へ連れていき、タオルの場所だけ教えて扉を締めた。
しばらくして風呂場から洋輔が出てくると、あそこも鎮まったようで、ホッとした。