僕が高校1年の時に体験した事を書きます。
中学3年〜高校1年の2年間、家庭教師の先生に週2回毎回2時間半、勉強を見てもらっていました。
家庭教師の先生に1対1で勉強を教わるって、最初は緊張もしたし塾と違い友達もいないからふざけられないし…慣れるまで少し時間がかかった記憶があります。
家庭教師の先生に求める事っていうのを要望として運営会社に挙げることができて、
学年が変わるタイミングで先生も変わりますが、
ご要望ありますか?って聞かれた時にいくつか要望したのを覚えています。
大学生がいい、元気な方がいい、
スポーツやってる方がいい、地元の方がいい
まあこんな感じに要望したと思います。
学年が変わった4月の最初の授業。
時間は毎回18時から20時半で、共働きの親はだいたい20時に帰宅する…そんな家庭環境だった。
最初の授業はお互いを知るという事に時間を使いました。
学校のこと、友達関係のこと、スポーツ歴、
最近の話などなど。
先生も色々話してくれました。
スポーツ選手の身体のケアをする仕事に就く目標があって大学でそんな勉強をしていること。
先生はバレーボールをやってること。
だからか身長が大きくて188センチ77キロあると説明してくれました。
僕は当時身長175、体重は55でした。足の大きさは27です。中学の時は陸上の短距離をやってました。高校からはソフトテニス部に入りました。
「そうだ体力測定の結果見せて」という先生からの要望にも隠す事なく見せました。
「痩せすぎて筋力つけないと、パフォーマンスが上がらないぞ」と指摘されました。
彼女はいるの?今までは?
童貞っす、いないっすと答えました。
こうして少しずつ少しずつ先生との距離感を授業の度に詰めていきました。
先生も大学生だし、歳の差は3歳と言うこともあって、タメ語で話せるようになるまであっという間でした。
先生は僕を、『ひろき』と呼びます。
僕は先生を『大輔(だいすけ)さん』と呼んでました。
これは先生が、先生と呼ばないでと言ったからです。
兄弟がいない僕にとって、先生でもあり友達でもあり兄貴的でもあり、勉強も部活の事もすごく頼りになるなあと感じていました。
こうして、1年間の家庭教師の大輔先生との関係は、いいスタートを切りました。