俺のマンションに到着。
早速.今日買ったものと自前の洋服のコーディネートをけんとにアドバイスしてもらう。
めちゃくちゃ楽しかった。
「今度はけんとの番だよ、今日買ってきた服みせてよ」
「え、俺も?」
「そうだよ!ファッションショーしようよ」
けんとは戸惑いながらも応じてくれた。
「けんと、今日はマジで楽しかったよ、本当に、ありがとう、約束の3万円」
「え、ありがとうございます。でも今日もいっぱい服も買ってもらったし、3万もいりませんよ」
「昨日スロットでやられて生活費ないんやろ?約束だから」
躊躇うけんとに
「本当に約束だから、もし悪いと思うなら
最後にお願いがあるんだけど」
「お願いですか?お願いって何ですか?自分が出来ることなら…俺を抱きたいとかは無理ですよ」と笑いながら返した。
「そっか、やっぱり駄目か」
「マジで言ってます?無理ですよ、マジで言ってます?」
「だよね、実は俺、男の人に興味があってさ、けんとをパチンコ屋で見た時から可愛いなって思って、でも無理なこともわかってる。こうしていま一緒にいることも不思議な感じがする。ありがとう。何か本当の気持ち伝えたらスッキリした。気持ち悪くてごめんな。」
暫く沈黙。
「こうへいさんが男の人を好きになるのは自由だし別に気持ち悪くはないです。ただ、どう受け止めればいいかわからなくて」
「ありがとう。困らせてごめんな、家まで送るよ」
暫く沈黙して
「男の人に抱かれるのは無理ですけど3万円ほしいし他に出来ることないですか?」
「じゃ一緒にお風呂入って洗いあいしたいな」
「それなら別にいいですよ」
俺とけんとは一緒にお風呂に入ることになった。