とある平日の夜。結構仕事が立て込んでムラついていた。
翌日、休日出勤をした振り替え休みをとれたので、
終電が走ってる時間帯に、ふらっと散歩がてら近くのハッテン公園に出かけてみた。駅近くに路上寝しちゃってる泥酔ノンケくんもいないかな、と思いつつ。
さすがに泥酔ノンケくんはいなかった。
まぁ、ハッテン公園もいないだろな、と思いつつ、とりあえず徘徊してみた。
やはり、いない。人がいるときに行為をするスポットあたりもチェックしたけどほとんどいない。
まぁ、そんなんだろうなと、あまりハッテン行為を見かけないエリアも次いでにぶらぶらしたら・・・。
居た。
鞄を背負ってるスーツ姿の若い男が茂みの中に立っている。
気づかれないようにそっと近づいてみる。
若い男の前に誰かいるようだ。若い男のをフェラしてる?
その時、若い男は顔を上向きにしてビクついた。
イカされたようだ。
若い男の前に一人の男が立ち上がった。いつもこのハッテン公園で獲物を探して徘徊している60過ぎくらいのガリな爺さんだった。
若い男に何かを話しかけ、肩をポンポンと叩いて去っていった。
若い男は背もそこそこあって、何かスポーツをしているようないい身体しているように見え、
俺の好みのようにも見えたんで、爺さんに嫉妬に似たうらやましさを感じた。
若い男はスーツのスラックスを整え、ベルトを締めて立ち去ろうとしていた。
俺はどんな顔しているのか確認したくなり、普通に偶然に公園内ですれ違うような感じで顔をチェックした。
わ、ヤバイやん。
めちゃくちゃカワイイ。マスクの上にキョロっとした大きな目をしてる。
俺のめちゃくちゃタイプ。
ますます嫉妬に似た感情が沸々と。
その場で声をかけて話かけても、彼はイカされたあとだから賢者モードに入ってるだろう。
だからといってそのまま逃すのはかなり残念。
どうしよう。
こんなことしちゃいけないとは思いつつ・・・、
こっそり後つけるというストーカー行為のようなことをついしてしまった。