サークルの夏合宿が終わって、みんな東京方面に戻ることになりました。実家が埼玉にあるマッケンは、大宮で降りるということで荷物をまとめ始めています。ただ、チラッと俺のほうを見るので、いつものように二人だけで話したいのかなと思い、ダルそうにしていた(本当はマッケンと離れるのがつらくて気分が落ちてた)俺は、いま気付きましたーみたいな感じで「大宮にずっと行きたいラーメン屋があるんだった!」ということにして、自分も降りることにしました。埼玉方面の人が何人か降りるとき、俺もいっしょに降りたのですが、マッケンと二人だけになるのはいかにも怪しいので、ぜんぜん離れて歩きました。みんながそれぞれの電車のホームに降りていくのをみた後、「マッケン、このあとどこか行く?」と後ろから声をかけました。マッケンは俺がついてきているのは当然みたいな顔をして振り返り、「コウヘイ先輩、ふたりで合宿の続きしません? 俺、バイトも夏休みで数日ヒマなんですよ」という返事でした。この時期、俺は金回りがよかったんで、「いいよ、じゃあ俺の奢りな。日本全国どこでも連れて行ってやるよ」といいました。
マッケンは、倉敷のあたりに行きたいというので、すぐに新幹線を手配しようと思ったのですが、その日のうちにはつけそうもありません。そこで、大宮近辺の健康ランドで一泊しよう、ということになりました。夕方くらいにはついたのですが、平日だったのでまだ人が少なくて、お風呂によっては貸し切り状態でした。俺はここで初めて全裸のマッケンをみた(昨晩は部屋が暗かった)のですが、目眩がするほど美しい体でした。すごく端正で整った顔に、色白で、ギリシャとかローマ時代?の彫刻みたいな整った体をしてるんです。マッケンは高校までテニスをしていたらしく、俺とはだいぶ筋肉の付き方が違います。鍛えてます!みたいな体脂肪率が低すぎる体ではなく、適度に脂肪があるのに、胸筋がしっかりある男の体、腹筋も割れていて、腹斜筋(エロ筋)まであります。俺は、この体が昨晩自分に乗っかっていたのかと思うと、それだけで勃っちゃいました。
マッケンの彼女は、こんなエロい体をみているのかと思うとうらやましかったですが、いまは俺だけの風景です。お湯を書き分けながら「先輩、探しましたよ」と近づいてくる全裸のマッケン。チンポはちょうどお湯の中なのでゆらゆら揺れているのが見えるだけですが、エロすぎで逮捕されるんじゃないかと思いました。マッケンとは、そのあといろんな温度のサウナや水風呂と効能のあるお風呂を巡って楽しみました。マッケンは、「コウヘイ先輩の体初めてみます。さわってもいいですか?」なんていって、俺の体の隅々を触ってきます。当時の俺は、水泳をやっていたせいか、毎日爆速で高校と自宅の山道を自転車で行き来していたせいか、太ももの筋肉がだいぶありました。腕の筋肉も太くて、「ここ堅いですね」「ここ合宿疲れで凝ってません?」みたいに触られ、後輩のマッケンに体を支配されている感じでした。
この日は実際疲れていたので、サウナの仮眠室で休み、始発の新幹線で岡山を目指しました。