一度マッケンと打ち解けて話すようになると、俺とマッケンは滅茶苦茶話が合いました。自分でいうのも変だけど、俺も頭の回転は速い方で、そのせいで人と合わせられない面もあったんだと思います。マッケンとの会話は何の気がねもなく、周りからみたら喧嘩しているように見えても、当人同士は議論を楽しんでいたり、間を省略してどんどん話を進められるので、大学でいっしょにいる時間が多くなりました。サークルのあと、いったん駅に入ってみんなとは分かれるんだけど、マッケンとは目があって、ちょっとスタバ寄って話していく? みたいな感じで、どんどん距離が縮まっていきました。
自分の中の恋愛感情はどんどん高まっていって、好きで好きでたまらなくなりました。毎晩マッケンにお世話になり、何度抜いたかわかりません。まだ実物はみたことなかったけど、夢の中でマッケンのチンポをしゃぶり、ケツにもチンポを入れて、あまりに夢がリアルで夢精しちゃったこともありました。現実世界でも、ちょっと指先が触れただけで心の中の甘い気持ちがはち切れそうでした。でも、告白はしていなかったんです。マッケンには当時彼女がいて、さらにサークル内の女子にも手を出しているみたいでした。俺にも彼女がいて、マッケンの彼女からは「コウヘイさんとマッケンって愛し合ってるよね。ちょっと嫉妬しちゃう」って言われてました。周りからみても、俺とマッケンの話の掛け合いは、息ピッタリだったみたいです。
マッケンとは死ぬまで友だちでいたいから、好きっていってはいけない、いまの関係がずっと続くだけでも幸せなんだから黙っていようと決めていました。ところがマッケンのほうから「コウヘイさんにはいつもお世話になってますから」(いや、あなたに毎晩お世話になっているのは俺です、え、でもお世話ってどういう意味?)とかサークルの飲み会でもいつも隣に来るようになってきて、何だかアプローチされているような気がしてきました。