すみません、この更新で終わりにしようと思います。
K:ゆうのキスおいしい
俺:ホント?さっきリップ塗ったんだ
K:リップ?
俺:そう、Hにもらったチョコ味のリップ
K:ふふ、だからゆうの唇甘くていい匂いすんだ
俺:いいでしょ、コレ^^
なんとなく仲の良い女友達からもらったリップの使い所な気がして使ってみたけど好評でよかった。
でもあんまり意味はない。
あれからずっとキスしっぱなしでリップなんてすぐに消えてなくなってしまう。
Kくんの長い腕に抱かれながら話をしたりキスしたり、時にお互いの下半身をまさぐりあったりしていたけど、ここが修学旅行中のホテルである事実はすぐに思い出される。
それは突然鳴り響いたチャイムの音と、乱暴にドアノブを回す音。
仲間達の急な訪問だ。
2人して飛び起きるとKくんがドア越しに追い返してくれた。
風呂上がりだからもう少ししてから出直してと。
苦しい言い訳だなと苦笑いしながら歩いてくるKくんの全身を舐めるように眺めてるとまた下半身が疼いてくる…
結局この後部屋を換気して体を綺麗にすると、仲間達と修学旅行っぽい時間をしばらく過ごし、みんな渋々自分の部屋に帰っていった。
先生に怒られたから多分もう来ないだろうな。
と言うかこの部屋にKくんがいる事を先生何も言ってこなかったけど、もしかしたらKくんは先生に頼んでバレー部のウェイ男と代わってくれたのかもしれない。
みんながいなくなって静かになった部屋は少し寂しくて寒く感じた。
どちらからともなく手を繋いでTシャツとパンツになると2人で一つのベッドに入って布団を被った。
またキスをしたり話をしたりイチャイチャしてたけど、なんとなく濃い事はしないだろうなって感じた。
さっきまで散々したし一体何発出した事か…
結局眠ってしまっていたらしい。
枕元のスピーカーから流れる音楽に起こされてKくんを見つめていると、ふいにKくんが口を開いて驚いた。
K:見すぎじゃね?
俺:うぇ?!お、起きてたの?
K:視線が痛くて起きた
俺:ご、ごめんね…
俺:Kくん、腕ちょっと痛い…
K:えっ!ごめん、当たってた?
俺:いや、じゃなくて、握ってるとこ…
K:あーごめん
K:ゆうはTと付き合ってるの?
俺:えっ?いや、付き合ってないよ!
K:そっか
気まずい沈黙が流れる…
でもそうだよな、普通エッチな事は付き合ってる人同士がするんだ。
K:俺ゆうの家行ったことない
俺:た、確かにね(俺もKくんの家行った事ないけど…)
K:怪我の事親心配してなかった?
俺:え?連絡してないよ?
K:え?!なんで?!先生は?!
俺:いや、してないはずだし、俺もしてないよ
K:なんで?!
俺:心配させたくないし、忙しいだろうから
K:でも普通そうゆうのって先生がすぐするもんだと思ってた…
俺:多分他の子だったらそうなんだろうけど、先生気使ってくれた
K:どうゆう事?
俺:うち、ばぁちゃんしかいないからさ
K:え?
家のことを生まれて初めて友達に話した。
なんとなくKくんには話していい気がして。
時に涙を流して俺の話を聞いてくれたKくんは、旅行後にうちに泊まりに行くと言い出した。
怪我が心配だからと。
Kくんの事、Tとの事、解決しないといけない問題はたくさん残ってるけど今は少し置いといてKくんと眠ろう。
明日は修学旅行最終日だ。
そしてもしかしたらうちにKくんが?
ちょっとワクワクする!
これまで読んでくださった方々ありがとうございます。
中途半端にはなりますが、ここを区切りにしようと思います。
KくんやTとの関係はまだまだ続きますが、H体験談スレに書くにはやはり無駄話が多すぎるなと思い、スレが荒れる前にやめとこうと思います。
恋愛話スレに移すにしても長すぎるしエグいエロ話がいかがなものかと…
キリが良いとは言えませんが修学旅行で締めるのもありかと思っています。
すみません。