明らかにTは泣いていた。
声をかけても何も答えず嗚咽だけが聞こえた。
T:ごめん
それだけ言うと電話は切れた。
会いたいな。
会いに行こうかな?
うん、あとで会いに行こう。
すると、部屋のチャイムが鳴った。
K:ご飯行こう
俺:うん
Kくんや仲間と食事を済ませ、みんなで少しだべった後部屋に引き上げると再びチャイムが鳴った。
K:俺今日ここで寝るから
俺:えっ?!でもウェイ男は?
K:変わってもらった
俺:いや、でも先生に怒られない?
K:大丈夫
またしてもイケメンの凄まじい行動力を見た…
そういやウェイ男の荷物は何もなくて、Kくんは自分の荷物を抱えている。
K:お風呂まだだよね?
俺:あ、うん、俺は大浴場ダメって言われてるからKくん行っておいでよ
K:ううん、おれも部屋のシャワーで済ませる
俺:えっ?マジ?
K:一緒に入ろう
俺:えっ!!いや、狭いし無理だよ!
K:いや、案外イケると思う!てか腕濡らさないようにしないといけないんだから1人じゃ無理だろ?
俺:いや、でも…は、恥ずかしいし…
K:昨日まで一緒に大浴場入ってたじゃん
そうだけど…
Kくんのアソコ見えた事ないんだけど…
俺平気でいられるかな…
K:部屋の玄関の鍵掛けとくし、入ろう?
俺:わ、わかった…
確かにホテルのバスルームなだけあって結構大きくて、華奢な男子高校生2人くらい余裕だ。
俺は下着やTシャツを用意してバスルームに向かおうとするが、緊張してベッドの横から動けない。
すると、
K:脱がすよ
俺:えっ?あっ…
KくんがゆっくりとTシャツから腕を抜いて脱がせてくれた。
少しピリッと痛みが走った。
先生が買ってきてくれた防水カバーみたいなのを腕に付ける。
目の前でKくんも上半身裸になる。
すごくドキドキする。
俺勃っちゃうかもしれない…
てゆうか、多分既に上を向きつつある…
K:下も脱がすよ
俺:あっ…ちょっ…待って…
俺の股間部分は明らかに外からでもわかるくらい尖っていてもう隠しようがない…
俺:あっ、ちょっと待って…や、やっぱりシャワーはもうちょっとあとで…
K:大丈夫…俺も一緒だから…
俺:え?あっ…
明らかにKくんの股間部分も盛り上がっている。
う、うそ…Kくんも勃ってる?
うそ…なんで?
カチャカチャとKくんが俺のベルトを外すと、癖なのかな?つい空いてる右手をKくんのベルトに伸ばしてしまった。
片手ではうまいこと外せない…
Kくんは突然ベルトに手を伸ばした俺にビックリしたみたいだった。
K:大丈夫、自分で脱ぐよ
そう、もしかしたらKくんは俺にシャワーを浴びさせるのだけが目的で自分は脱がないのかもしれないって思ったんだ。
だからつい手を伸ばしてしまった。
ベルトが外された俺のズボンはストンと足元に落ちた。
パンツがこんもり盛り上がって死ぬほど恥ずかしい。
何というかKくんの目はもう釘付けって感じで、めちゃくちゃ見られた。
俺:k、Kくん…
Kくんはふっと俺の顔を見ると、うんとつぶやいて自分のベルトに手を掛けズボンを脱いだ。
すごい…すごい盛り上がってる…
すごく大きそうだ…
K:行こう
そう言って俺の手を握ると2人でバスルームに向かった。
パンイチの男子高校生2人が手を繋いで股間をもっこりさせながら歩いてるなんてかなり滑稽だろうな…