彼に「すみません!」とすごくか細い声で話しかけられた。
僕は「はい!?」と即答して顔を見た。
彼は僕の足あたりを見ながら「す、すみません」ともう1度言うので、「どうしました?」と聞き返しました。
すると右手を少し僕に差し出しながら、
「めまいがするので、脱衣所まで連れてっていただけますか」と丁寧に頭を下げて行ってきました。
予想しない、想定外の展開に我に帰り本当に心配になり、「えっと大丈夫ですか?スタッフさん呼んできますか?」と言いながら横に座りました。自然と背中に手を当ててしまった僕でしたが、背中から手に伝わる体温が異常に高くてビックリしました。
彼は「いやたぶん大丈夫です。気持ち悪くはないんですが、でも目の前が白くチカチカしてて立てなくて…」と汗だくで訴えてくるので、「まず一旦サウナから出ましょう」と促し手を取って一緒に出ました。すぐにしゃがみ込んでしまったので、
誰か助けを求めたかったんですが誰もいなくて、ベンチまで肩を貸して歩きました。
「一旦座りましょ」と言うとぐったり横になってしまいました。僕は自分のタオルを冷たい水にしたして、絞って目とおでこにあてました。「のぼせることよくありますか?」と聞くと「こういうこと前にも1回あって…少し経てばよくなったんで」と言うんで少しだけ安心しました。
肩をさすりながらふと、横たわる彼のきれいな身体を凝視してしまいました。
目の前の触れられる距離に重量感あるちんこがだらんとなっていました。
さっきは皮が剥けていたのに半かぶりになり、太ももに挟まったタマの皮がややつっぱって、タマの形が露骨でした。
見ちゃいけない見ちゃいけないと思いながらの葛藤がありました。
急にムクッと起き上がり、なんとか普通に座る体制になれました。「視界が少し戻りました。ぼーっとしてます」と言うんで、
「もうちょっと休んだら行けますか?」と聞くと、「あっ閉店時間がヤバイっすよね、行きます」と立ち上がるんで自然と手を貸しました。彼も僕を頼って、肩を掴んでくれました。
脱衣所に上がり、彼の鍵を借りる了解を得てロッカーにタオルを取りに行き、ロッカーを開けると、汗臭い柔軟剤の臭いがしました。
タオルの上にはすぐ履けるようにしていたのか、黒のボクサーパンツが置いてあったので一緒に持って戻りました。
タオルを渡してまも手に力が入らないみたいで、「急ぎましょ!いいすか僕やって?」と半ばやる確定で、タオルで髪を拭き身体をぽんぽんと叩いてふきました。「まじすみません。」と連呼されました。
パンツは、足だけ通してあげて自分で上げれました。「じゃあ僕先に自分の服着てくるんで休んでて下さい」と言ってすぐ戻りました。その頃にはやっと視線が合うよっになって、ハキハキしゃべれて笑顔がみれました。彼の第一声が「本当助かりました。お兄さんちんこ大きいっすね。ウソです!いやウソです!そればっか気になっちゃって笑笑」と笑いながら言うんで、よくよく自分を思い出してみると、彼を看病してる間、時に半ダチ、時に勃起していたのを、彼には見られてないと思ってたんですが見られてました…
すごい焦りました。最悪だ自分と思いました。
ですが、彼の一言で救われました。
「もう、戻りました元気になりました。だってほら俺も勃起してるから」と言ってパンツの中をぱっと見せてきました。
ズルムケでピンクな鬼頭が見えました。
彼なりのお礼と冗談で安心させてくれたんだと思います。
でもなぜ、彼が勃起したのかは疑問です。
その後、着替えを見届けて一緒にジムを出ました。お礼をしてくれるとのことでLINEを交換しました。
連絡を待ってますが、
次にジムで再開するのが楽しみです。