求めたのは俺だ。
入れてくれと散々懇願した。
でもまさかこれほどとは…
後悔ではない、むしろやっとこうなれて嬉しい気持ちが大きい。
でも痛い!かなり痛い!泣き叫びたくなるほどに!!
なるほどな〜巨根とは本当に凶器だったわけだ。
このままでは壊れてしまうかもしれない、殺されてしまうかもしれない!
頭の中でいろんな考えがぐるぐる回ってわけわかんなくなってきた。
T:ごめん…ごめん…ごめん……
Tはずっと謝ってる…
謝って欲しくなんかない。
俺が望んだ事だ、謝る必要なんかない、そう言いたかった。
でもどうやら呼吸で精一杯らしく何も言葉が出てこなかった。
Tはこれ以上押し進めようとはしなかったけど、抜こうともしなかった。
多分痛みに耐えてる俺を見て抜かなきゃいけないのはわかってるけど、気持ち良さから抜き去る事ができないというところから来る謝罪なのかもしれない。
やめたくない…続けたい…
心からそう思った。
俺:抜か…ないで…お願い…ただもう少しこのままで…
良かれと思ってだろう、Tは俺を抱き締めようとしてくれた。
だがその少しの動きもTの巨根に伝わり痛みが広がった。
でも抱き締めて欲しい。
きっと…きっと落ち着くと思う…
俺は両手を広げてTを受け入れた。
ほんの少しずつ広がってTの巨根が侵入を進めているのがわかる。
これはTの意思ではなく体勢のせいだろう。
根元まで入りきればきっと楽になるはずだ。
T:ごめん…ごめんね…
まだTは謝り続けてる。
でも俺は何も言わない。
謝らないでって言って黙られるのが嫌だった。
今この瞬間はTの声を聴いていたい。
謝罪の言葉でもなんでもいいから話し続けて欲しいと思った。
今Tの声が聞こえなくなったら俺怖くて多分壊れちゃいそうな気がして。
痛みはいくらか治ってきてる。
ローションをたくさん付けてくれたお陰だろう。
俺は軽く腰を動かしてみた。
さっきまでの刺されたんかっていうような痛みとは違う、圧迫感は確かにあるし痛いんだけどずにゅっと俺の奥にTが進んでくるのがわかる。
あぁ…一つになってる…
心がほわぁっとなった。
俺:Tくん、入れて…優しく…お願い…
T:うん…わかった…ゆっくり…いくよ…
ゆっくりとでも少しずつ明らかにTの巨根が、埋まってきた。
最初からあんあん感じてるみたいな体験談あるけど、あんなのは嘘っぱちだ…
痛みは0にはならない。
でも心地良さ…みたいなものは感じる。
俺はもしかしたら心から男の人とのSEXを求めていたのかもしれない。
この状況すごく嬉しい。
T:ゆう…もうすぐ全部入りそうだよ
俺:うん…うん…入れて…
なんかこつっと当たるのを感じた。
Tのが根元まで差し込まれて腰が当たったんだ。
は、入った…
俺は軽く腰を上に向けて1番奥の奥までTの巨根を滑り込ませた。
正直これ痛かった…
でもすごい幸せな気持ちだった。
あぁんってすごい声が出た。
頭の中でいろんな事を考えていろんな人の顔が浮かんだ。
俺身体中から汗が吹き出してて汚い…
その状態でTに抱き着いてつい口から出てしまった。
俺:ありがとう…Tくん動いて…
何に対する感謝なのか自分でもちょっと困惑した。
Tはホントにゆっくりと動いた。
こんなんじゃきっとTは気持ちよくはなれないだろうなと思うくらい、ものすごくゆっくりとほんと気持ちばかり腰を前後させた。
俺:いいよ…もっと動いて…Tくんにも気持ちよくなってほしい
T:ごめん…ホントごめん…
ふふ、また謝ってる。
すると顔にぼたぼた水が落ちてきた。
Tの目から大粒の涙がぼろぼろこぼれ落ちて俺の顔を濡らした。
もう号泣だ。
ごめんごめんとうわ言みたいに呟きながらぼろぼろ涙をこぼすTが愛おしくて仕方なかった。
だから俺は逆に笑顔を作って笑ってみせた。
俺:ふふ、大丈夫だよ、俺は大丈夫だから泣かないで
泣いて謝りながらゆるゆると腰を動かしてどれくらい経ったかな?
俺:Tくんキスして
お互いをむさぼるようにキスをしながら、俺は囁いた。
俺:もっとやって…?もっと動いて…
Tの腰にやっと力が入ってきた。