あれからゆうたからはあるが9月の連休に来れるかはまだわからない様子ではっきりしない。
9月19日、20日にもLINEしたがまだわからない。もう連休が終わる?結局会えないのかと
21日も終わり22日になった深夜0時にLINEが。ゆうたからだ。
駿平、お誕生日おめでとう!
31歳ですね。
一緒にお祝い出来たら嬉しいのですが…。
あ、22日は俺の誕生日か。すっかり忘れてた。ゆうたからのLINEメッセージは嬉しいが会えなかった悲しみの方が大きい。会えないなら初めから会えそうなこというなよとゆうたにむっときていた。
そう思っているとLINE電話が。ゆうたからだ。
「駿平、お誕生日おめでとう。31歳だね」
「ありがとう、でも何か嬉しくないよ、逢えると思ってたから」
「何で。俺、いま、どこにいると思う?」
「え、アパートに戻ったんでしょ」
「いま、マックにいるんだ」
「マック?え、大学の友達といるの?」
「違うよ、一人。だから早く来てよ、マックに…」
「え、ゆうた何いってるの?」
「だから駿平と朝マックしたロードバイク専門店近くのマックにいるんだ。早く来てよ。
」
「え、マジで!」
「マジで!お酒飲んでない!飲んでないなら早く来てよ。ここのマック24時間じゃないし閉店しちゃうよ」
「わかった、すぐ行く」
俺は急いでマックへ。
ゆうたが自転車持って立っている。
「駿平、久しぶり」
「ゆうた、もうビックリしたよ」
「とりあえず車乗って」
「来るなら言えよ、先にさ」
「ごめん、誕生祝いのサプライズしたくて…
本当は駿平の家からLINE電話する予定だったけど場所が良く分からなくて…」
「ばーか、逢いたかったよ」
「俺も」
「で、どうする?」と俺。
「慌ててきたから財布持ってきてないし、
服もTシャツに短パンだよ」
「駿平の家行きたかったし、そこ行くしかないね」
ゆうたとロードバイクを乗せて自宅へ。
「何か懐かしいって言うか、つい昨日のことのように覚えてるよ」とゆうた。
「部屋、めっちゃ片付いたね、壁も…」
「まあね」
「あ、もう2時だ!眠たい。駿平、汗かいたから明日の朝一にやってる銭湯とかある?」
「朝一か、調べないとわからないけど」
「家の風呂使っていいけど…」
「いや、悪いしそれはいいよ」
「あ、あの前にいった温泉、ここだっけ?」とスマホを見せてくる。
「ここ7時開店って書いてあるよ、行こうよ」
「いいけど何時にいくの?」
「7時に着くようにここ出ようよ!ここから何分かかる?」
「30分はかからないかな?」
「じゃ、6時30分に目覚しセットしてと」
「寝よう!」と、ゆうた。
ベットで二人横になる。
「ゆうた?寝た?」とゆうたの顔を覗き込み俺。
「寝てないよ」
俺はゆうたにキスをした。
しかし、ゆうたは舌を出して来ない。
「駄目、これ以上したらやりたいの我慢できなくなるから。汗くさいし明日ね。おやすみ」
そんな会話をして二人は寝落ちした。
スマホのアラームが鳴り響く。
「駿平、おはよ!温泉行こうよ!」
目覚めて10分で車を運転していた。
温泉の開店と同時に中に入り、出たのは8時30分。
「朝ご飯行こうよ、すっきりしたら腹減ったね」とゆうた。
近くの喫茶店でモーニング。
あれからの色々な話で盛り上がった。
「そう言えばあの学ランの写真どうしたの?誰にも見せてないよね」
「当たり前じゃん」
「あれ、俺にもLINEで送って」
「いいけど…」
「うあー、恥ずかしいな、顔モロ写ってるし、俺こんな格好したっけ?」とゆうたは初めてみた自分の写真にテンション高め。
「あ、そろそろ10時だ。駿平、行きたいところあるから付き合って」
「え、何処?」
「ロードバイク専門店」
「え、またパンク?ってかゆうたのは車庫に置いてきたけど…」
ロードバイク専門店に到着した。