卒業式まで2週間に迫ってきた頃、二人でご飯を食べていた時、永久が
「あと少しで卒業だし県外行くけどゆうすけは、寂しい?」と尋ねてきた。
「そりゃ、寂しいに決まってるけどやりたいことがあるならと県外の専門学校に行くようにと後押ししたの俺だしな。」
「会えなくなるわけじゃないし…」
「でさ、ゆうすけは絶対浮気するでしょ。
別に本気にならなければ俺はいいんだけど」と永久。
「こっちのセリフだよ。以前行ったようにあっちで彼女が出来たりしたら俺に構わず付き合っていいから。ただ男は駄目だから」
「わかってるよ。ゆうすけ以外の男には興味ないし…それでゆうすけにお願いがあって」
「何?」
「絶対怒らないできいてね」
「何?」
「紹介したい人いるんだけど…」
「え、彼女できたん?」と驚いていうと
「違うよ、バイト希望者がいて」
「バイト希望者?バイトって?」
「後輩で金に困っている奴がいて…俺たちのことは話してないけど。金貰えるなら何でもするっていってて。あいつ紹介したらゆうすけも性欲みたすかなって思って」
「写真みる?ほら、イケメンでしょ。イケメン好きのゆうすけにはたまらないでしょ!どう?」
「え、俺のことどう思ってるの?」
「好きだよ、だから紹介するんだよ」
「そいつ、たくまっていって女しか興味ないから…あくまでお金の為にバイトするだけだから」
「内容は話してて、そういうのあればやるっていっとから、どう?」
確かに写真では永久とは違う感じのイケメンでジャニーズ系ではあった。
こうしていまは、週に一度は例のトイレでたくまとあっている。