神崎さんが描きはじめて早々に、井上さんも写真をいろんな角度から撮りはじめた。
何分経ったかわからなかったけど、結構時間経った気がしたのに、井上さんはずっと神崎さんの邪魔にならない様に角度を変えて写真を撮り続けていた。
いやいや、さすがに撮りすぎだろう。
しかも、まるで女子高生のスカートの中でも撮るように、ベッドに投げ出してある足の裏の方からバスローブの隙間にある脚の間を入れて撮っていた。
サポーター(第1話でも少し書きましたがTバック状のダンスサポーター)一丁だけでの撮影をしたことがあるとはいえ、バスローブの間から撮られるとなんとも言えない恥ずかしい気持ちになるから不思議だ。
そこで文句言わないのかって?
なんだか変なプロ根性というか、舞台人として振る舞うという意識みたいなのがこの時はあったんだと思います。
でも、やっぱり恥ずかしい。
井上さんが撮りながら「いいねー」なんてたまにつぶやくから。
そうこうしている間に1枚目のポーズが終わった。
少し休憩。
俺「てか井上さんメッチャわいせつ写真みたいな角度で撮ってたじゃないですか!」
井上「失礼な!かなり色っぽく撮れたよ!」
俺「色っぽくって何だし」
神崎「いや、結構良い雰囲気出てたよ。」
それなら良いんだけどさ。
ということで、5分経ったか経たないかくらいの休憩が終わり次のポーズ。