玲音は、お邪魔します。と行儀よく家に上がったが、俺の家族からの返答はなかった。というのも、俺は家族LINEで誰もいないことを分かっていたので、驚きはしなかったが。
玲音の利用する駅が通り道だったこともあり、帰りに玲音を誘って昨夜の続き・・・とあわよくば思っていた俺だが、誘いは玲音からだった。
「泰志ん家って駅方面なんだろ?」
と問いかけてきて、流れで部屋見てみたいという会話から、俺の部屋に、いや、家に2人という現状が出来上がったわけだ。
階段途中に、誰もいねぇの?と聞かれたが、弟の練習試合らしく、そっちに母親は行っていて夕方まで戻らないと、LINEの内容を伝えた。父親はもともと週末は仕事なのでいつも通りなのだが。
時刻は14時。あと3時間は二人きりという願ったりの状況なのだ。そして、俺は薄々感じていたのだ。玲音が昨夜の続きを、快楽の続きが脳裏から離れないで、どうにか俺に昨日の状況を作ろうとしていることを。
そんな玲音の考えは、部屋に入ってその行動に現れていた。けれど、ノンケの玲音が、扱いてくれ、などお願いしてくるわけでもなく、ぎこちなく、わずかに誘うような雰囲気を醸し出してくるのだ。
「泰志ってエロ本とかもってねぇ?」
俺が、ないと答えると、エロ動画見ててもいいか?と聞いてくる。昨夜は1人で何も言わずに見てたのに。と内心思ったが、それには触れず一緒に見ることにした。
「最近抜いてないって言ったろ?」
「そんなこと言ってたな」
「だから、昨日泰志にやられて、抜きたくなっちまってさw」
「まぁあれは俺でも抜きたくなるよな。」
「でも、さすがに他人の家で抜くのはって・・・だから結局抜けてないし。」
「玲音、抜きたいなら遠慮しなくて、トイレで抜いてきていいぞ。誰にも言わねぇし」
少しの沈黙後、玲音が小さな声で
「昨日みたいにやってくれねぇ?」
と呟きました。男同士のイケナイ一線を意識してか、気まずそうに俯く玲音に、
「いいよ。」
と俺は返した。既に俺のはビンビンで、それは玲音のも同じだった。
男だと変に意識するから、AV流しながら、イヤホンを付けさせ、より集中できるよう、遠征用の目隠しを玲音につけ、ベッドに仰向けに寝かした。
童貞で人との行為が初めての玲音は俺の言うままに、スウェットとTシャツを脱ぎ、テントを張ったパンツ1枚の姿になった。
割れた腹筋に、日焼けがエロさを際立たせ、パンツの先は黒く染み付いている。