学生時代の雰囲気が懐かしいのと
羨ましいので 読むのが楽しいです〜
自分は誤字あってもOK派です!w
▼ユウさん:
>俺たちは小川が流れる雑木林の暗がりで体育座りで話し込んでいた。夕方になってきている。
>昼間の暑さが鳴りを潜め、気温が涼しくなってきている。
>俺たちは秘密の恋バナをするように話し込んでいた…
>徹平がすぐに口を開く。
>
>「俺 彰二。断然彰二。彰二一択。あの人セフレ。」
>「ユウは?」
>「俺…考え中」
>「えええ…」
>
>これが今の本心の気持ちだった。
>なんつーか…出会い方に優劣はつけられないと思うんだ。
>彰二より先に俺が彬人とこういう出会っていたら、別に彰二に興味も湧かなかった…とも言える。
>そもそも歴史が長い…ということであれば、俺は彰二よりも2年先に、彬人先輩を認知している。
>ずーーと前からいつだって…千田さんは皆の憧れの先輩だ。そりゃ俺だって…例外じゃない…
>
>俺は1年の頃、大して目立つ存在じゃなかった。
>モヤシみたいな体型に、吹奏楽部のしがない文化部の1年坊主だった。
>大して千田先輩さんは…遠すぎてあまりにも遠すぎて、逆に目も当ててなかったような存在。
>欲しいと思った時点で負けだった。学校で一番目立ってて、一番強い男。本当は…欲しくないはずがないだろ。
>
>でも俺は人より自尊心が高いのかもしれない。心を奪われたくない。
>あんなに彰二でシコってた俺だけど千田先輩をズリネタには考えたことがなかった。
>当時から、輝く存在には敵視を向けていたそんなフシさえある。
>
>あの人の視界にすら入らないような俺だったから、彼とどうこうなる…という想像が
>まるで膨らまず、ズリネタになんてなるはずがなかった。それくらい違った存在だったんだ。
>
>けどまぁ、そういう自尊心が俺をクラスの伴奏者だったり、吹奏楽部の副部長にまで推しあげてくれた。
>だから彰二も俺を知っててくれたわけだし。
>
>確かに俺のことを好いてくれてるのは当然彰二だ。俺の存在と名前も知ってくれてたんだ。
>でも6人7脚で一緒じゃ無かったら?ただの他人のまんまだった。
>そう俺たちは所詮それくらいの関係性なんだ…。ごめんな、彰二。
>お前に誠実にありたいから、心に嘘はつきたくない。
>
>「ユウ…俺のために身を引こうとしてる…もしかして」
>「ごめん、そーじゃねー…んだ」
>「だよね…知ってる…ユウってそうじゃないよね…昔から…」
>「俺の何を知ってるんだよ…ww お前はw」
>
>そういって、俺は徹平の脇腹を突いた。さっきの仕返しだ!
>
>「あーーーー!?!ユウのくせにやったなーーーっっ!!」
>「ハハハ!さっきの仕返しwwお前さっき、千田先輩から殴られた箇所、ツンツンすんだもんw」
>「だってぇ!!俺はもうユウのこと、マジでほぼ全部知ってるし!w」
>「ん?」
>「ユウは、彰二よりチンコでかくてぇ〜、彬人先輩を選ぶくらいィ〜、SEXダイスキッ!!」
>
>俺は徹平の首を腕でホールドした。
>
>「痛いっ!ユウいたいってwあははは」
>「お、れ、は、ミステリアスキャラで売ってんだ、知ったかぶりすんなww」
>
>それはもちろん嘘だ。けど、とある事情があって俺は自分のことは隠す傾向にあった。それは事実だ。
>ピアノ教室で待ち伏せされた時にブチ切れたのもその辺が関係している。
>
>「知ってるんだもん !俺たちわかり合ってる! だからハイタッチもしたじゃん! ぐほぐほw は、な、してw」
>「お前調子いーなぁ…」
>
>俺は腕を解いて、徹平を解放した。もうちょっとカワイイコイツと肌を密着させたかったけど。ま、いいか。
>
>「だってぇユウは、見たまんまじゃん! ケホケホ」
>「ん?」
>「ユウは顔こそ無愛想で絡むと面倒臭そうな3年の先輩っていう顔はしてるけど
> 実はやさしそうって俺、ずっーーーと思ってたし!」
>
>「…なんだよ、それ」
>「それくらいはわかるよ!! 彰二が6人7脚で楽しそうにしててユウの事よく良い人だって言ってたけど、
> そん時も、俺やっぱりあの人そうだったんだ って思ってたんだよ」
>「ほーー?俺が良い人だって?」
>「そう! おれユウが良い人だって聞いて、やっぱりなーーーって思った。名前は知らなかったけど、
> 去年の文化祭で伴奏者してたし、顔はずっと知ってたんだぜ?俺も!」
>
>何がやっぱり…なのかよーわからんが、俺の事も徹平に話してたんか。
>
>「…そもそも俺ねぇ。関わりたくないメンドーそうな3年には完璧な敬語使ってるし!
> じゃないとたまに俺に馴れ馴れしい人いるからな。
> 結構嫌いな先輩には話しかけないし、指も触れないし、嫌いだって態度すぐ取っちゃうし。」
>
>「…」
>「ユウは、俺の想像通りの先輩だよ。だからなんでもわかるの!ユウのこと!」
>「…ハイハイ」
>
>正直、俺は嬉しかった。
>スカしてる…根暗…とまでは言われないけど結構、俺の表情が読み取りづらい、何考えてるか読めない…そう言ってくるやつは沢山いた。いらぬ誤解を受けて迷惑してることには慣れてた。最近そういうのがメンドくさくて、なるべく明るくしようとはしてるけど、それすらも面倒臭い時は、黙って不機嫌なようにしてる。
>
>だから俺のことをわかってくれる人って少ない。同級生の石井くらいなもんだ。
>俺はわかられなくて結構…と思っている反面、本当は色々言わなくてもわかってくれて欲しい、そういう願望があった。だから徹平が俺のことをそういってくれて嘘でも嬉しかった。
>
>「…俺は、徹平は見たまんまアホだろうな〜って思ってたら、まじでアホだった」
>「ユーーーーウ…それまじーーー…?」
>「ウソウソ、徹平は…皆のアイドルで…実は…俺もファンだったよ…お前の入学式の時から…」
>「あー良かった!! ユウもオイラのファンで!w イェーーーイ!!(ニコニコ)」
>
>コーーーイーーツ…羨ましい性格だ…せっかく褒めてんのに、謙遜しねぇ!!
>愛され慣れてやがる!!天性のアイドル…っていうか。
>学校中の女子だけじゃなく、なんかご近所のおばさまとか、お堅い教職員からも好かれてそうな感じ。
>
>あーもう、コイツも俺の『夜のオカズ』リスト入り決定。色々想像して使いまくってやる…。
>妄想の中で、色々犯してやるからなっ くそ…