今でもその感覚は鮮明に覚えている。
水着のなかに入ったイナゴは、竿に纏わり付いたり、玉袋を噛んだり、さらには開脚したままのケツのワレメに入って行くヤツもいる。先輩たちは容赦なくイナゴを入れ続ける。
水着の中で蠢く昆虫。それを見た先輩たちは「気持ちわりー」と言いながら俺をおいて器具庫から出て行った。
それからは地獄だった。この山の中の、合宿所の端にある器具庫。叫んでも誰も助けに来るはずがない。
競泳パンツは水中の激しい動きでもアソコを締め付けるためにつくらているのだから、どんなにもがいても投入されたイナゴは俺の競泳パンツから出ることができず、そのうちの一匹が亀頭辺りを動いている。それが水着越しに見える。
他の一匹が玉袋の裏のあたり、さらに別の一匹がケツの穴辺りで動いている。
イナゴは水着に押さえつけられて身動きが取れないため、同じ場所で蠢いている。
「アリの戸渡り」とはまさにこういうことだろう。
不覚にもやがてその苦痛は快感へと変わった。
俺は開脚状態で固定されているため、ケツの穴は無防備だ。小さなイナゴは穴に入ろうともがいているのがわかる。
虫に亀頭、玉スジ、ケツの穴という三箇所を同時に責められ、小さな競泳パンツの中で俺のチンポはフル勃起となった。太く硬くなったチンポは、小さな水着の中で行き場を失いながらも、俺は「ああーっ」と叫びながら射精した。
競泳パンツの中で白汁にまみれたイナゴはまだ蠢いている。ケツの穴に入ったイナゴは中でも動いている。
これはもういじめではなく、拷問である。
この水着さえ脱げればと思うが、ピチピチの水着は俺の股間を締め付け、絶対に脱げることはないのだ。
快感が去った後の水着の中の地獄は、すぐに苦痛へと戻り、やがて夜になり、一晩中もがき苦しんだ。