なんだかポカポカするな−。
ふわふわする。
なんて感じながら、ふと目が覚める。
隣には、まだスヤスヤと寝てる匠。
携帯の時計を見ると、6:45を表示している。
匠が起きるちょい前。
ほとんど寝てないな−、なんて考えてたら、何か違和感。
下半身が冷たい。
?!?!?!
興奮しすぎて夢精してしまった!人生初の夢精にパニック。
しかも、まだまだ元気にアソコが主張している。
いろんな意味でパニック。
そんな時、匠の携帯のアラームが鳴り始め、ふぁーとアクビをしながら匠が携帯に手を伸ばす。
壁際にいる俺、ピンチ!
バレないように必死。動くに動けず。
「おはようございます。店長。なんかすっごく眠れました−。」なんて言いながら!ふぁーとアクビをする。
朝から爽やかな笑顔と八重歯が眩しい。。。
起き上がって、
「なんか、店長って安眠の効果があるんですかね。布団に入ってすぐにぐっすり寝れました−。」
って言ってるけど、俺は短パンがズレて丸見えのピンクのボクサーパンツとうっすら割れてるすべすべの腹筋に鼻血寸前。
「店長−、シャワー借りて良いですか−?」
って聞いてくるので、平然を装って「おう、いいよ。」
なんて言いながら、ホッとする。
そして、匠がシャワーを浴びているうちに、俺のボクサーパンツの処理。洗濯機に放り込む。
匠がシャワーから出てきたので、平然を装いながらパンを焼いて、ベーコンエッグとサラダを作る。
すでに制服に着替えた匠は爽やかな高校生。
インスタントのカップスープを作らせ、一緒に朝食を食べる。
食べ終わると匠は準備し始めて、
「店長−、俺学校行ってきます。」
「おー、行ってらっしゃい」
笑顔で出て行く匠に、名残惜しさもありつつ、さすがに今日の夜は友達の所に泊まるだろうと、昨夜のことを思い出しつつ、なんだか高校生に振り回されてバカみたいだなーっと思いながら、今日の仕事の準備をして、出勤しました。