これは一年くらい前の話です。
俺は172.80.35で、ごく普通の体型です。
水泳やってたんで、筋肉はあるんだけど、若干ぽちゃってきました(笑)
おれはいつものように、ゲイのライングループでイケメンがいないが探してました。
同じ地域に住んでる、同い年のやつを見つけ、顔はわからないけど連絡とってあってみようと思い、連絡してみました。
名前は拓也。
やり取りはトントン拍子に進み、顔画像の交換を持ちかけたんだけど、なぜか向こうが拒否。まぁそんなこともあるよなぁと思い、おれの画像だけ送りました。
週末会う約束を取り付け、どんなやつかドキドキしてました。
約束の日、待ち合わせしたデパートの前に車を停めてタバコを吸いながら待っていると、時間になっても拓也からは連絡がなく、やっぱダメなんだなぁって思って帰ろうとすると、窓をコンコンとする音が。
ふと見ると、上下サッカーのウインドブレーカーを着たイケメンの少年がいました。
色黒で大人っぽい濃い顔立ち。いたずらっぽい目に整った目鼻。おしゃれなヘアスタイル。
一目で高校生だとわかりました。
こんなイケメンが何の用だろうと、窓を開けました。
「なに??」
「ゆうたさんですよね??」
「え、もしかして拓也!?」
恥ずかしそうにうなずく拓也を急いで車に迎え入れました。
さわやかな香水の匂い。多分おれがつけてるのと同じ香水の匂いがしました。
「えと…どういうこと??」
混乱気味に俺は拓也に聞きました。
すると、
「騙しててすいません。実は高2なんです。バレたらあってくれないと思って今まで騙しちゃいました。俺じゃやっぱりダメですか??」
そうポツリポツリ話す拓也が、長身を小さくして、捨てられた仔犬みたいな顔するもんだから、つい、
「ぜんぜん問題ない!むしろ俺でいいの!?」
「ゆうたさんがいいんです。」
真剣な目に思わずどきっとしました。
もともと俺のうちでエッチする約束になっていたので、多少の怯えはあったのですが、直行しました。
こんなカッコかわいいイケメンが、まさかあんな風に豹変するなんて、その時は想像もつきませんでしたが。