あの日から1日おいて、Yと僕は何も無かったように放課後に遊ぶことになった。
僕の家でいつもの様にゲームをし始めた。
1時間くらいしてか、Yが急にゲームを止めてぼそっと。
Y「・・・この前のこと、りくはどうだった?・・・」
自分「この前のこと?・・・」
Y「・・・」
自分「この前のことって・・・チケットのこと?」
Y「・・・あのことが頭から離れないよ・・・りくはどう?」
自分「・・・まあ・・・僕もだけど・・・」
Y「りくは・・・あのおじさんにされちゃったじゃん・・・嫌やだった?」
自分「あ、当たり前だよ・・・」
今まで条件付きで知らない人のちんこを舐めたり、自分のを舐められて
いかされたりした経験はあった。元々そういう性質があった自分なので、
フェラくらいは大丈夫だった。もちろん、好みで無い人のちんこを
舐めたり舐められたりするのはあまり良くは無かったが、
いく快感はオナニーしていくよりもすごく感じた。
だから、それくらいは出来るし、自分も気持ち良くなれるので
してきたが、あの日、初めて挿入されて、そのままいかされたことは
僕も衝撃的で、好きな相手に初めて挿入される機会を失ったのは
ショックだった。そして、あそこまでやってしまって、しかも
Yにまでされてしまった自分は、もうどっぷりと同性愛者だと
思った。
Y「・・・僕は痛くて無理だったけど、りくは痛くなかった?」
自分「・・・少し痛かったよ・・・」
Y「僕の時も?」
自分「Yの時はもう・・・感覚がマヒしてたっていうか、慣れたっていうか・・・
そうでもなかったかなぁ・・・」
Y「・・・僕さぁ・・・正直に言うと・・・気持ち良かったよ・・・」
自分「・・・そっか・・・」
Y「・・・り、りくは?りくは気持ち良かった?」
自分「・・・い、いく時は・・・」
Y「・・・あのおじさんにされながら最後手でされて・・・精子出たとき、
りく・・・すごい気持ちよさそうな顔してたの見ちゃって・・・」
自分「・・・そ、それはやっぱり出るときは何でも気持ちいいから・・・」
Y「・・・僕もさぁ、シャワーから出てきてすぐにあのおじさんに
無理やり舐められたら・・・最初、びっくりしてたんだけど、
その内気持ち良くなってきて我慢できなくなっちゃって・・・」
Yは少し黙ってから意を決したように真顔で
Y「・・・りくにしている時・・・なにも考えられなくなるほど気持ち
よくって・・・」
Yの言うことに僕は何も返せないでいた。それから二人ともゲーム機を
置いてずっと無言状態が続いた。次の言葉が口から出ないまま、
どれくらいか分からないが時間がたって。
Yがそっと僕に近づいてきて、僕の手を掴んだ。何をしようとしているのか
分からずに僕はYの顔を見ていると、Yは掴んだ僕の手を自分の股間に
持っていき、僕の手で股間を摩った。
Y「・・・ご、ごめん・・・」
Yが一言ぼそっと言った。