次の日、朝練のために衣装ケースの引き出すと、
あれ?と思うくらい少し乱れていました。
まさかとは思った反面、確認すると練習着の白のランパンがありませんでした。
さすがに察しの悪い僕でも昨夜の事を思い出し、
和馬先輩を真っ先に疑いました。
が、こんな事聞くに聞けません。
ノンケだった僕は和馬先輩の事を少し気持ち悪いと思いました。
さりげなく、朝練の身支度をしている先輩をチラチラ見ました。
(・・・普段と変わった様子ないよな。勘違いかもしれないからあとで掃除の時にもう一度探そう。)
夕方、上級生が風呂の間、1年は部屋の掃除です。
僕はなくなったランパンを探しましたが、見つかりません。
探すのを諦め、なんとなく衣装ケースを開けると、
(え、なんで・・?)
無くなった筈のランパンが綺麗にたたまれて入っていました。
僕はちょっと怖くなりました。
部活の時、先輩はいたって普通です。
そもそもレギュラーの先輩と入部したての
1年の僕があまり絡む事はありません。
とにかく僕は、先輩が僕の想像しているような事を
していないようにと思い込むようにして風呂に行きました。
風呂から上がると先輩をマッサージします。
先輩はいつも通りボクサーパンツ1枚でベッドの上に
うつ伏せになって漫画を読んで待っていました。
僕は「失礼します!お背中から失礼します!」と言って
普通の揉むマッサージを始めました。
肩・背中と続き、順に足の裏までいき
いつも通り「失礼します!仰向けにお願いします!」
と声をかけました。
和馬先輩が寝返りを打つように仰向けになると、
先輩のボクサーパンツは、はち切れんばかりにテントを張っていました。
(・・・勃起してる。先輩、恥ずかしくないのかな汗)
先輩は目のやり場に困り伏し目がちの僕に何も言わず、
ただニヤニヤ僕を見ていました。
(・・この人なに考えてん汗)
僕は何事もなかったかのように腕からマッサージをしようとした時、
和馬先輩が僕の腕を掴み
「なぁまなぶ、ここマッサして」と和馬先輩の股間を握らされました。
どうしていいかわからず僕はただ固まってしまいました。
先輩は1回起き上がり、自分でボクサーパンツを脱ぐと、
再度仰向けになって僕の腕をとって
自分の勃起したおちんちんを握らせました。
「え?え・・?せん・・ぱ・・」
「いいからやれよ!」和馬先輩が語気を強めました。
僕はビクッとしました。そして何が何だかわからないまま、
ただ目の前の先輩に怒られまいと先輩のおちんちんをしごき始めました。
初めて自分以外の、それも勃起したのを・・。
先輩のおちんちんは仮性包茎で白い包皮の中の先っぽはピンク色をしていました。
そして3分くらいたっただろうか、
「あ〜イキそ・・出る出る!」
先輩は勢いよく自分のお腹へ大量に射精しぐったりとのけ反りました。
初めて他人の精子を見ました。
先輩の射精後、言われる通りにティッシュとウェットティッシュで
拭き取ると先輩は服を着て部屋を出ていきました。
その時の僕は、先輩になんてことやらされたんだろうという嫌悪感と
悲壮感で半泣きになったのを覚えています。
そして、まだこれは始まりに過ぎなかったことも
当時の僕には知る由もありませんでした。