今は大学生だけど、以前某寮制の高校に入学した頃の話をしたいと思います。
うちの学校の寮は相部屋で2年と3年、1年と3年という感じで
必ず上級生と下級生がセットになる決まりがあって
入寮初日、僕ら1年は食堂に集められ上級生によるドラフト会議みたいな
話し合いによって次々と部屋が決められていきました。
なぜ同級生同士で相部屋じゃないのかと思っていたけど、その理由は
先輩の訓示によってすぐにわかりました。
先輩A「今日から新しい部屋割りに決定しました!
うちの学校は上級生の身の回りの世話は下級生の仕事です。
新入生の方は、最初は戸惑うかもしれませんがこれも
学校生活の一環です。・・・」
いわゆる付き人制でした。
僕が入る部屋の先輩は誰もがイケメンと思う和馬先輩でした。
和馬先輩はとても優しくいつも輪の中心にいるような人気者で、
僕がこの後すぐ入部する陸上部の中長距離選手でした。
下級生は洗濯や部屋と浴場の掃除、付いた上級生の身の周りの
雑用事をやらなければいけません。
当時は朝練→授業→午後練の前後にやらなければいけなくて大変でした。
風呂は当然3年生が1番風呂、1年は最後です。
それから下級生は風呂から上がるとそれぞれの部屋の
上級生をマッサージするのが風習になっていました。
入寮して1週間目の深夜。
就寝中に先輩のベッドのほうから物音がして、
ふと眠い目を擦りました。
カーテンを開けたままで、月明かりは入るけど
薄暗くよくは見えませんでした。
けど、先輩がオナニーしている事は想像できました。
当時、僕はノンケだったのであまり気にせず
そのまま寝入りました。
でもその時先輩の口から「まなぶ・・いきそう・・」と
僕の名前を呟いたんです。
えっ・・先輩もしかしてホモ?
一気に目が覚めました。
しばらくして先輩は静かになりました。
その日、僕はもう眠れませんでした。
そしてなんとなくこの先起こりそうなことを不安に思いました。
僕、いつか和馬先輩に犯されるかも・・・。
続きます。