エガワがユウマの水着に手をかけた瞬間、周りが一気にざわつきました。
なんとなく暗黙のルールで、部員はユウマをくすぐるだけで、股間を直に触ったり、水着に触れたりはご法度な雰囲気になってたからです。
「馬鹿、エガワ!やめろって!」
ユウマは焦ってました。なんとかエガワの手を外そうと腰を振るたびにフェンスが大きな音を立てて軋みました。
「ちょ、暴れんなって!」
エガワはそんなユウマの抵抗をよそに、水着の腰紐を必死にほどこうとしてました。
ただでさえキツく縛られた腰紐は、水に濡れると余計にほどきにくいものです。
エガワは紐をほどくのに手こずってました。
「なになに、これご開帳の流れ?」
「ユウマすっぽんぽんにさせんの?」
周りがエガワの行動を見守りながら、またニヤニヤし出しました。
「おい!ふざけんなエガワ!」
ユウマは必死に身体を揺らします。するとエガワが周りに、ユウマの身体を押さえつけるよう言いました。
先輩や友達数人がユウマの身体を手を伸ばします。
「ちょっと、部長まで!もう勘弁してくださいよぉ」
「ごめんなユウマ。でもみんな、ユウマのこれ拝まないと大人しくなんないからさ」
泣きの入ったユウマの股間を撫でながら、部長はユウマをなだめました。
部長の手が股間に触れ、ユウマの身体が一瞬ビクッと跳ねた瞬間、
「ほーどーけーたー!!!!」
エガワのアホみたいな声がプールサイドに響き、それを追うようにみんなも沸き立ちました。
「お待たせしました!いよいよ!ユウマくんの息子さんとご対面です!」
「うぉー!!!」
「マジでマジでマジで!もー!やだってばー!」
普段は軽いノリのユウマが顔を真っ赤にしています。
「それではカウントダウン!3!2!1!…」
エガワの指がユウマの水着のウエストに引っかかります。そして、
「ゼロ!!!!」
そのまま、水着の前を下にペロンとめくりました。