俺は、トイレで、《ついでの》小便を済ませ、隣の洗面台で本当の狙いである黒ずみの先端を覆う包皮を剥き石鹸で丁寧に洗い、健一の元へ戻った。
俺「あー、スッキリしたわ!!
じゃあ、健一くん、よろしくお願いします。」
と、床に両足を伸ばして座る健一の横で、俺は正座をして頭を下げた。
健一「どうしたんすか??
そんな.....(笑)」
と言うと
健一「ローション使うっすかぁ??
それと、コレどうするっすかぁ??」
と、健一は俺にピンクの筒を右手に持って聞く。
俺「んー.......健一のエキス混じりのそれ(オナホ)も捨てがたいけどなぁ.....(笑)
でも、俺も健一と一緒で、コレでお願いしよっかな.......」
と、俺は健一の右手を掴む
健一「何、変態みたいな事言ってるんすか(笑)
わかったっすよ!!」
と言う健一に
俺「何が変態やねん.......
健一こそ自分の味見したり、俺の匂い嗅いだりしたやないか(笑)」
と、俺は健一に言い返す。
健一は痛い所をつかれたのか、それ以上言い返さず
健一「場所はここでいいっすか??」
と、俺に聞いてくる
俺「そやなぁ........
ローションも使わんし、部屋の布団でお願いしようかな......
エロビでも見ながら!!(笑)」
と、俺は健一をからかってみる。
健一「あー、中村さん........それって俺が下手って事っすかぁ.......
さっきは上手いって言ってたのに........」
と、ふくれる健一に
俺「健一ぃ、毎度のジョーダンやがな、冗談!!(笑)
とにかく、部屋行こうや、部屋っ!!」
と、俺は健一を置いて先に部屋に向かった。
つけっ放しのテレビにはエンドレスで無修正が放映されているが、俺の後を追うように部屋に来た健一はリモコンを持つと
健一「こんなもん要らないっすよ!!
俺がソッコー逝かせますからっ!!」
と言い、健一はテレビを消し、布団に大の字で寝転ぶ俺の右横、腰の辺りであぐらをかいて俺の方を向いて座った。
俺「何べんも言うけど、俺が健一にした事以外は無しやぞ!!
フェラとか.......」
と、俺は頭だけを上げて健一に念を押す。
健一「わかってますよ.....
約束っすもんね!!」
と、健一は俺を安心させるように微笑んだ。
と、いうのがその時の流れだったのですが、りょうさんや読まれているその他の方も疑問をもたれているかもしれない、俺が頑なにフェラを拒否する理由を健一との創作の会話で説明してみます。
ここからは、創作です。
健一「わかってますよ中村さん
でも、何でフェラは駄目なんすか??」
俺「だって健一、さっきも言ったけど、俺はお前の事、昼過ぎまではノンケの仲の良い友達やと思って接してたんやで
そこまでは、ノンケを落として一夜限りのノリで健一を逝かしてうまくいけばフェラしたりさせたりまでと思っていたけど、健一が俺と同種族やなんて言い出すから....
でも、それだけなら一夜限り、もしくはセフレの関係と割り切って行き着くところまで行ってもいいかとも思えるけど......
健一が俺に好意を持っている事を告白なんてしてくれるし、ついには恋人宣言までされたら..........
いきなり一通りの経験をさせるのには俺の心の中で葛藤があるっつうか.......
健一には申し訳ないが、恋人同士なら1つずつ段階を踏んでいきたいっていう俺のポリシーが有ってなぁ
それから、好意がある上で邪(よこしまな)な気持ちで健一と接していた自分が情けないというか、恥ずかしいという懺悔の意味もあるし......
でも、いつかは健一の希望が叶う日がくるから!!
今日はゴメン我慢して欲しいんや......」
と、俺は健一に説明した。
ここからは、時代がバレてしまいそうですが
上手に表現できませんが、今ほど簡単に男同士の絡みが視聴できる環境が整っていなかった時代(情報元は、1本1万円弱のVHSビデオか薔薇族などの専門雑誌の小説や写真のみ)で、携帯電話はようやく普及し始めたばっかりで、ネットなんてまだ全然発展していなく、男同士の出会いの手段といえばダイヤル99(キューツー)がメインだった頃の出来事でして
全てが初めてとなる行為(事実.乳首の刺激も初めてだった程で)を好奇心や興味でやろうとする健一にいきなり全て経験させるのもどうかと思ったのと、未経験の恋人だからこそ大事に1つずつ教えてあげたいと言う考えから今以上の行為をさせなかったのです。