つい最近まですごく幸せだったのに、ふとしたことでそれがなくなってしまう。
そんな思いって皆さんありますか?
この話は実際体験した事にフィクションを加えているモノです。
読みにくいかもしれませんが、是非おつきあいください!
1. 出会い
2年ほど前、俺は出会いを求める為、掲示板を使って募集をかけた。
「友達からどうですか!?」
あまりこっちの人にモテる訳でもなく、かなり年の離れたおじさまからのメールが多かった。年上が好きではない俺は
「あぁ〜。また今回もだめかぁ・・・。」
あまり期待もせず投稿していたからそんな感じで思っていた。
すると一通のメールが届いた。
また年上かな?今回は何歳かな?そう思ってメールを開くと
「よかったら友達になりませんか?」
とだけのメールが届いた。
それがタクトとの出会いだった。
そこから俺たちはメールのやりとりをして、2週間ほどたった頃、会うことになった。
当日期待と不安で緊張しながらやりとりをしていた。
タ「どっかでご飯食べませんか?」
俺「いいよ〜!どこで食べようか!」
タ「寿司食べにいきましょっ!ただ、僕仕事が何時に終わるかわからないので・・・」
俺「大丈夫だよ!俺は明日休みだから何時でも大丈夫!」
タ「じゃぁ仕事終わったらまた連絡しますね!!」
そんな感じだった。
でも俺が仕事を終わっても連絡がなかったから遅くなるかな?と思い軽く食事をとった後すぐ
「終わりました!」
とメールが来た。あ、食べちゃったよ・・・。
とりあえず場所を特定してその店に行った。
俺が先について外のベンチでタクトが来るのを待った。
「ヤマトさんですか?」
スマホをいじっている俺の所に近づいてきて声をかけられた。
俺は顔を上げてタクトを見た。
(ハズレかな・・・。)
不謹慎にも俺はそう思ってしまった。なんせめがねを掛けてて正直パッとしない。俺のタイプじゃないな。と残念に思った。
(これは会ってすぐ終わるパターンだな・・・)と思いながら店に入る。