コウキはちょっと気まずそうな表情で、恥ずかしがるように黙っている。
「コウキ君、女みたいな声出すなよー」
「いや、急に触るからっすよ」
「乳首弱いの? かわいーなー」
そう言いながら、両方の乳首に手をやる。
「あ、ちょっ、だめ…」
コウキは身をよじって逃げるような素振りを見せたけど、すかさず小さな突起を指先で刺激してやる。
「あっ…、んっ…、ん…」
瞬時に抵抗は止んで、コウキは感じているのに耐えるような息を漏らす。スリムな体があきらかに緊張しているのがわかる。ときおり刺激に応えるように、その体がびくっと小さく震える。
ふと、布団の中のコウキの足が、何かを隠すように内股になろうとしているのがわかった。片方の手を止め、そこにやってみる。
コウキの雄が、俺の貸したハーフパンツの下で完全に固くなっていた。
「感じちゃったんだ?」
コウキに聞く。
コウキは興奮か羞恥か、眉をひそめて赤らみながら頷いた。
「ダメなんすよ。触られると…」
「やべえ、超かわいいんだけど…」
すると、俺の腰は予期しなかった感触で痙攣するように跳ねてしまった。コウキの手がいつのまにか延びて、俺の股間に触れている。
コウキの反応に夢中で気づかなかったが、俺のもすっかり固くなってしまっていた。
コウキが秘密を知った嬉しさを表すように、かすかに笑った。
「あの、してもいいですよ、俺と。泊めてもらったお礼、こんなんでしか返せないし」
「悪りぃ…。下心で泊めたのばれちゃったな」
「いいっすよ。俺も、お兄さんかっこいいなと思ってついてきちゃったんだから」
「そ、そうなの」
「うん。すごいタイプっすよ」
コウキは、二人の体にかかっていたブランケットを押しのけた。
それが合図になったように、俺たちは体を重ねてキスし合った。
また続きます!