一応、本編はラストになります!!付き合ってもらってありがとうございます!楽しかった♪
続きです!
あれから、ユウトは彼氏とは別れた。あの後トラブルにならないか心配してたんだけど、そういうのは一切なく、ユウトは何事も無くバーに戻ってきた。(後から、アキラさんにどう処理したのか聞いたけど、苦笑いするだけで何も教えてくれなかった…)
最初は別れたからってすぐにキョウスケさんと付き合うってのに躊躇してたけど、あれから自己申告の通りうざいぐらい毎日バーに来てはユウトを口説いて帰るのが日常になって…。
ユウトのことを気に入って通ってくれてるお客さんもいるのに、カウンターでユウトを口説きまくる姿を営業妨害だってマスターにお説教されたせいか、またはそんなキョウスケさんを見かねて…か、それから少し後、キョウスケさんの口説き文句にOKだしたって話を聞いた。
付き合うことになった話を聞いて、本当に心から喜んだ。昔のキョウスケさんならともかく、人が変わったように夜遊びも女遊びも辞めたキョウスケさんとくっついて、本当に良かった…って、最初は思ってた。
そんな俺の想いが全く180度変わったのが、2人が付き合って少し経った後、ゴミ捨てに裏の階段の下を降りていった時。
迎えに来たキョウスケさんと先に上がった筈のユウトの姿を階段の裏に見つけたと思った瞬間、2人ですげー濃厚ちゅーしながら、あろうことか、そのまま股間揉みだしたりとかして、まさに今からおっぱじめようとしてたのを見てしまった。
俺は、その日、捨てに行けなかった生ごみをマスターにばれないように自分のロッカーに一晩中かくまっただけではなく、マスターが裏階段に行かないように閉店までマスターにずっと話しかけたり、神経をすり減らした。
しかも、もっと最悪なのが、そんな2人を見て、ちょうどアキラさんが出張中だったことも重なって、すげームラムラして、家に帰って2人をずりネタにオナニーしてしまったこと…。出した後の、あの罪悪感と羨ましい感情が混じった最悪な気分は、もう二度と味わいたくない。そしていっとき消えなかったロッカーの異臭も忘れない。
そんな出来事があった一週間後くらい。アキラさんがちょうど出張から帰ってくるって日。ムラムラとイライラがマックスになってて、ユウトからも「マサキ君、なんか怖い…」と言われてた。
空港に迎えに行ったキョウスケさんと、2週間ぶりに帰ってきたアキラさんが、空港からそのままバーに寄ってくれた。
「マサキ、ただいま」
俺の顔を見て、笑顔になるアキラさんに、久々に会えた喜びよりも、ムラッと感が強くなったのを感じた。笑 今考えると、完全に欲求不満。笑
椅子に座る2人。ユウトばっかり見てデレデレ話しかけてるキョウスケさんに、階段事件のイライラをぶつけたくなった。
「キョウスケさん、珍しいシャンパン入ったんですけど、入れてください。売値の倍かけで。俺今日飲みたいので」
「え!?えぇ!?い、いいけど…な、なんで倍??俺なんかした??」
「アキラさんとこのホストで出してる金額より全然安いでしょ。迷惑料です。じゃないと、マスターにまたユウトとイチャイチャしてたってばらしますよ?」
「迷惑料って…、ユウト、なんかお兄様が怖いんだけど…お前、グラスでも割った?」
「今日は割ってないけど…うーんと、お、お兄ちゃん、怒んないでー、よくわかんないけど…」
なだめてくる2人の声を無視して、シャンパンとグラスを4つ用意する。マスターも休みの日で、キッチンの人達も帰ってたので、店をクローズにして、俺とユウトもカウンターに座って飲ませてもらった。
程よくお酒も進んで、会話は必然的に下の話になる。
「この前、マサキが初めてケツだけでいってくれてさ」
「え、うそ。羨ましい。俺ケツだけでイッたことないし、トコロテンもしたことないです」
「ユウト…何気に俺のエッチ、ディスってる?え?気持ち良くない?新事実なんだけど…」
「あ、いやいや、気持ちいいですよ?ごめんなさーい」
笑いながらキョウスケさんを慰めるユウトに、アキラさんはキョウスケさんに勝てた、みたいな笑い声をあげる。ちなみに、俺は記憶はあるけど、そんな会話にツッコめないぐらい酔っていた。
「まぁ、ユウトはこれからどんどん開発していくから、大丈夫だし!あ、でも参考に今度2人のベッドシーン覗きに行く?」
「見せるかバカ」
そんなこと言いながら笑う。俺は、結構酔っ払ってて、気持ち良さと眠気で、アキラさんの肩にもたれかかってた。
そんな俺にアキラさんが問いかけてくる。
「マサキ、眠い?」
「ちょっと…眠いです…」
「もー、ガンガン飲むから…。久々に、帰ってイチャイチャしたかったのに…」
笑いながらそんなことを耳元で言ってくるアキラさんに、しまった…って気持ちでいっぱいになったのを覚えてる。ムラムラしてて仕方なかったけど、俺は深酒すると勃たなくなる。自業自得なのに、心の中でキョウスケさん達に舌打ちした。
「マサキ、寝た?」
キョウスケさんのそんな問いにぼんやりと、(寝てないよー)と思いながらも、目開けるのがおっくうで寝たフリしてたら、アキラさんも俺が寝たって勘違いしたのか、身体をずらして、もたれかかりやすいような体制になってくれた。ちょうど、ユウトがトイレに行った時。キョウスケさんが笑いながらアキラさんに話しかけた。
「アキラさ、マサキと会えてよかったな」
「あ?なんだよ、いきなり」
「いや、マサキ、いい子だからさ。ユウトとこうなった今、感謝?みたいな。多分、マサキがあんなに心配してなかったら、俺もユウトのことそんなに気にしなかったと思うし。マサキとか、ユウトみたいなヤツはさ、幸せになんないとダメだよ」
寝たふりしてる頭を撫でながらそんなことを言ってくるキョウスケさん。そんな言葉にちょっとジーンとする。本当真面目なことだけ言っときゃかっこいいのに。
「キョウスケ、それ俺がマサキと付き合った当初ずっと言ってたセリフ。そして、そんな俺をずっとお前はバカにしてたけどな。まーいいけど…。お前、浮気とかすんなよー。ユウトだって、今までのトラウマがあるんだから、何が大きな傷になるのかわかんないんだから。まぁ、実際、お前からあんなセリフ聞いたのが初めてだから、大丈夫だとは、思うけど」
「うーん…浮気はーわかんない!笑」
「お前なぁ…俺の言ったこと聞いてた?」
「まぁ、ずっと先の未来なんてわかんないけどさ。これから先、自分よりも大事な存在なんて、多分ユウト以外には出来ないって確信もてるし。俺は、不幸になんて絶対ならないからさー。側に居るユウトだって、絶対不幸にはしないよー」
「なんか、その根拠のない自信が、むかつくわ」
そんな話をしてる所に、ユウトがトイレから戻ってきた。
キョウスケさんの話を聞きながら、ホッとして、そのまま眠ってしまった。
このころから約1年半ぐらい?経ったかな。今2人は一緒に住んでいて、キョウスケさんに毎日手作り弁当を作っているって聞いた。俺は、アキラさんが任された会社で、些末ながらも仕事の手伝いをしているけど、ユウトはバーテン関係のコンテストとか資格を取ったりして、頑張ってる。
一緒に暮らし始めた今でも、2人はラブラブ。この前、俺が勉強の合間にバーに行くと、ユウトのスマホの待ち受け画面はキョウスケさんのバカ顔になってた。
ちなみに、この前仕事関係でキョウスケさんと会った時は、キョウスケさんの待ち受け画像はユウトだった。
心配されていたキョウスケさんの浮気だけど、逆に年齢重ねて、可愛かったのがどんどんカッコいい感じになってきてモテまくってるユウトに、キョウスケさんがヤキモチ妬いたりとかの方が多いみたい。(確かにキョウスケさん最近、ビール腹が出てきたし…笑)
俺は、本当の身内に思い入れは無いけど、家族って聞かれたら、アキラさんと、マスターと、ユウトかなーって思う。それを前にアキラさんに言ったら「マスターがお義父さんになるってこと…?超こええ…」って言ってたけど。
最近ニュースを見ていて、悲惨な事件が多いけど、自分が一番じゃなくて、自分よりも大事だと思える存在が出来た時に、初めて、人にやさしくなれるのかなって、この2人の出会いを見て思った。
おわり!
ネタが尽きたので、今回は俺らの話じゃなく、キョウスケさん達の話を売ってみました。
2人に許可は取ってないから、バレたら怒られそー…。まぁ、本人に読まれなければばれないと思うから、大丈夫か?
個人的にバカっぷるぶり見るのはイライラするけど、ユウトの幸せそうな顔見るのが俺は結構好きだから、のろけは別にいいんだけど…。まぁ、そんな2人の懐かしい話を想いだしながら書いてみました。いつも読んでもらってありがとうございます!一応、最近ののんびり話とアキラさんのケツ開発状況を書きたいと思います。笑
コメント返しです
MGさん…コメントありがとうございます!一応事実には、沿って書いてますが、きれいな部分しか書いてないっていうか、現実はもっと色々ありまるよ。笑 実際書けないぐらい酷い話もあるし。人間関係うまくいってないときは、なんか孤独ですよね…。男同士って信じあうのが一番だから余計に。何も言えませんが、信じあえる相手が見つかるといいですね!
まーくんさん…慣れもあるのかなぁ?あとはやっぱ入れるちんこの大きさが一番じゃないですかね?俺、初体験の相手の時はケツ使うと必ずってほど切れてました。こんなもんなのかなーと思ってたけど、多分相手がでかすぎたんだと思います。ユウトもあんまりケツだけじゃ気持ち良くないって言ってたし、個人差もあると思いますよ!傷つけないようにゆっくりですね!!
teruさん…直木賞笑いました。いえいえ、こんな素人文章読んでもらえて、こちらが感謝です!30歳越えてるんですね!大人な男だ。笑 難しいことはわかんないけど、楽しんで読んでもらえたなら、一番よかったなぁと思います!