コメントありがとうございます!!無事エロまでかけてよかった!頑張ったけど、あんまりエロくない…。笑 アキラさん帰ってきたけど、疲れてたのか、速攻寝てしまった。泣 まぁ、無事帰ってきてくれてよかった。
ラストです!
沖縄に行った後、俺の働いている店で一応報告会っていうのかな?を開いた。アキラさんは婚約パーティみたいなやつ!ってまた、恥ずかしいこと言ってたけど…。俺としては色んな人に迷惑もかけたし、いちおう謝罪もかねて、お礼会みたいな気持ちだった。
マスターやマスターの彼氏さん、常連のオカマバーの姉さん達(かなり心配かけたし、信頼できる人だけにアキラさんとの関係をばらした)、キョウスケさん、鈴木先生も来てくれた。
料理は俺とアキラさんで全部手作り。普段キッチンに入っている人達もその日はお客さんとして、来てもらった。
一通り料理も出し終えて、酒も入って、みんなのお酒をカウンターで作っていると、キョウスケさんがカウンター越しに話しかけてきた。
「わー、これマジうまい!マサキが作ったの!?どんだけ!?こんなん、毎日食えるの?めっちゃアキラうらやましいんだけど」
「いや…アキラさんはもっと料理上手いんで…。俺はまだまだです…」
「何!?めっちゃ謙虚!大和撫子がいるんだけど!本当の大和撫子って男だったんだ!そういうわけで、マサキ!結婚して!」
「どういうわけでだよ…」
後ろから思いっきりツッコミを入れたアキラさんにキョウスケさんがゲって顔をした。
「お前、読者モデルの彼女がいるだろが」
「あー、何か月前のはなしよ。もう別れたよ。あんまり会えないと仕事中もお構いなしに電話してくんだもん。今の時代の女に大和撫子は居ないんだと思います。だから、マサキー…より戻そうよー」
「ヨリもなんも、何も始まってなかったくせに」
キョウスケさんとアキラさんの会話を俺は酒を造りながら話半分に聞いていたけど、店のバーテンで今日は手伝ってもらってるユウトが少し離れた所で噴き出した。
「ユウト―!だったらユウトは俺どうかな!?今失恋中なの!大事にするよー!!」
キョウスケさんが今度はユウトを口説き始める。ちなみにユウトも、俺と同じでマスターに拾われてこの店に来た。俺より2個下。この時19歳ぐらい。見た目は山田涼介に似ててめっちゃ可愛い顔してる。お店での人気も凄くて男女問わずよくナンパされてる。
ユウトも家庭環境複雑で、小学校の頃から母親にずっとセックス強要されてて、その母親が連れてきた義父にも掘られて、ずっと学校に行ってなかったらしい。その母親が高1の時に自殺して、それをきっかけにそのまま高校中退して家を出たって本人に聞いた。
そんな複雑な環境も感じさせない程、いつもニコニコしてて、俺もたまにユウトの笑顔にドキドキする時があるぐらい。本当にいい子。
「キョウスケさんはかっこいいけど、俺、一途だから。それにラブラブな彼氏いるんでごめんなさーい」
「あー、そっかぁ…残念―!誰かひとり身の俺を慰めて!」
キョウスケさんに口説かれて、笑顔で断るユウト。その笑顔がまた天使みたいに可愛い。
ちなみにこの時はこんなやり取りをしていた2人なんだけど、後々キョウスケさんが、ユウトにガチ惚れして、「一人に絞るなんて考えられない」とか「最終的には男は遊びで女と結婚するかな」とか言ってたのが嘘みたいに、ユウトにぞっこんになるっていう。笑
人生わかんない。笑
大分酒も進んで、結構酔っ払ってずっと鈴木先生にモーションをかけていた姉さんの一人が遠くからこっちに向かって叫んできた。
「アキラー!!!マサキのこと幸せにしないと、俺がケツほったるかんな!」
工事し終えて、もう掘れるもんもないのに、ドスの聞いた野太い声で遠くからアキラさんに怒鳴る姉さん。返答に困ってるアキラさんの代わりに返事しといた。
「姉さん、違いますよ。俺は側にいるだけで、幸せなんです。家族だから」
笑顔で言うと、店内から指笛やらでひやかされた。アキラさんも満足そうな顔で、すごく幸せだった。
会も終わって、帰る人は帰って、潰れる人は店内で潰れている状態で、俺は飲んでないのでほろ酔い状態のアキラさんと片付けをした。片づけを終えて、カウンターに座って、コーヒーを2人で飲んでいた。
「楽しかったな、今日!」
「はい。まぁ、姉さんとか他の人に言わないといいけど…」
「大丈夫だよ。マサキが店出てない間、俺、ここ来たりしてたけど、みんなマサキのこと本当に心配してたから」
アキラさんに言われて、本当に心配かけたんだろーなーってちょっと反省。ちなみにこのころには俺はもう固形物もガンガン食べれるようになってて、体重も5キロ近く増えてた。
もう朝方になってたので、ちょっとぼんやりしながらコーヒーを飲んでると、アキラさんがこっちをじーっと見てるのに気付いた。
「アキラさん?」
「今キョウスケがやってる事業の関連会社を作っててさ、そっちを俺に任せようと思ってくれてるみたいで、ボチボチキョウスケの仕事手伝ったりしてるんだ。そしたら、ホストはぼちぼち辞めることになると思う。そんでさ後10年ぐらい頑張って働いて、とりあえず金がっつり貯めるからさ、そしたら、沖縄で2人で小さなお店やらない?」
アキラさんに言われて、びっくりした。当たり前のように、10年後の未来に俺はアキラさんの隣にいるんだって。
「家族…ですから。アキラさんが居てくれれば、俺はどこにでもついていきます」
「俺も。家族だもんな」
本当の家族を知らない俺達の言う家族は、血も、性別も、世間的にも、偽物の家族ごっこでしかないのかもしれないけど、それでも、多分本物を知らない俺らだからこそ、人一倍大事に思える物があると思う。ずっと欲しかったこの絆を、信じて、一生この人の家族でいたいなって思う。あの時書いた婚姻届は、今もリビングに飾ってある。
おわり!!
俺は、アキラさんとお店を開く時の為に、税務上のことだったり、経営学についても独学で勉強中。独学では限界があるので、大学に一般聴講しに行ったりしてます。中学の知識から勉強だから、すごく大変だったけど、やり始めると勉強って楽しくて、アキラさんには大学入ってもいいんだよ?って言われてるけど、やっぱお金高いから…。
今回は、アキラさんと喧嘩したのきっかけに書いたけど、あの時の気持ちとかがやっぱ再認識で来て、改めて書いて良かったなーって思いました!あ、ちなみに喧嘩の内容はすっげーくだらないことなので、ご心配なく。
脚色加えた所もあるけど、基本アキラさんがドラマみたいなことが好きなので割とリアルに書けました。笑 こんなやつもいるんです。笑
今回もエロあんま無かったのに、最後までよんでくださって本当にありがとうございます!!
あと、するどい人がいたんですが、アキラさんから、「アナルってそんなに気持ちいいの?」と聞かれたことをきっかけに、アキラさんのケツ開発と俺の念願の脱童貞を果たすタメに、最近奮闘中。笑
おまけで、ちょろっと最近の日常書きたいなと思うので、それも読んでやってください♪