とにかく今日の露出は違っていた。
なぜならあえて人が通るようなところを選んだからだ。
「じゃあさ、とりあえず服脱いでよ。」
いつもと変わらない可愛げのあるにこやかな顔でYは無茶なことを言う。
「ねぇ、いつも言ってんじゃん、なんで脱げって言われて全部脱がないの?オレの言うことが聞けないの?」
少しの俺の抵抗もむなしくまたYにほだされていく。
「今日先輩には犬以下の存在になってもらうからね。とりあえず犬には服は必要ないからこれはオレがあずかっておくね。」
その時の笑顔が可愛いすぎて俺はすぐに勃起してしまった。
「さっそく勃起してんだねー。笑える。じゃあさ、そこの電柱に犬のマーキングとか犬の糞とか落ちてるよね。片足上げて先輩も同じようにマーキングしてよ。」
右足を電柱にたてて勃起した俺のちんこからおしっこが放たれる。
「その周辺先輩の匂いがいっぱいつくようにちゃんとかけてよ。」
犬なので手は使えないので腰を動かしながらあたりにまき散らしていく。
すると左のほうから足音が聞こえてきた。
「あれ?人が来ちゃったね。どーしよっか、まーいいや、見せちゃいなよ。」
止めようと思ってもそう簡単に止められるものではない、勢いよく放尿したままその通行人をむかえることになった。
通行人は中年の主婦のような人で、最初はためらっていたが急いでたのか覚悟を決めて通ってきた。
不意に感じた視線に反応してその人と目が合ってしまった。
見られた。確実に見られた。
それでも止めることのできないこの放尿。
無我夢中で腰を振りながら自分の中のなにかがふっきれた。