俺のケツをいじってくるアキラさんは、恐る恐るって感じ。まぁ、風呂でだいぶ慣らしたのもあり指1本ぐらいなら簡単に入っていく。
「すっげ、キュウキュウ。大丈夫?」
大丈夫どころか、指を動かしながら入口のところを撫でられて、めっちゃ気持ち良かった。
「あ、あ!大丈夫です…」
「気持ちよさそー…大丈夫そうかな?」
指を3本入れられて広げるように動かされる。なんか何の戸惑いも無くいじってくるアキラさんにびっくりしながらも、慣れた手つきにめっちゃ翻弄された。同時にちんこも扱かれて、めっちゃ気持ち良くて、感じてる合間にアキラさんの顔見上げたらすごく優しい笑顔で俺のこと見てた。
「…やっべ、かわいー…、マサキ、好き」
言いながらぎゅーっとされた。付き合いましょうとは言われたけど…アキラさんに好きって言われたのはこの時初めてで、すごい嬉しかったのを覚えてる。ベッドの上の盛り上げ言葉でもなんでも良かった。
「マサキ、これもう入る?大丈夫かな?入れていい?」
聞かれて、びっくり。だって俺まだアキラさんの触ったりフェラも全くしてないのに。
「大丈夫…です…けど」
「正常位辛くない?大丈夫?バックからのがきつくないもん?」
「大丈夫です…俺身体柔いんで」
そう伝えると、俺の腰の下にクッションを入れてきた。なんか、こんな大事に扱われたの初めてだったから、照れくさかった。
ズボンを脱いだアキラさんのちんこは既に完勃ちだった。何にもしてないのに、その状態になってるのがびっくりで、なんか嬉しかった。
「アキラさん、フェラとかしましょうか?」
「ん?いや、それより俺マサキの中に早く入りたい」
ゴムつけてる最中に言ってみると、そんな答えが返ってきた。なんか独占欲が強いとか言ってた意味がじわじわ理解してきた。
ゴムをつけ終わって、アキラさんが穴の位置を確認しながらゆっくり入れてきた。
「あ…ん…」
「すげー吸い付かれてるみたい…マサキ大丈夫?痛くない?痔にならない?」
真面目な顔で言われて、思わず噴き出してしまった。前に言ったこと覚えてたんだって。その笑った刺激でアキラさんが少し声を出した。
「あったけー…めっちゃ気持ちいい」
言いながら少し動かれて、存在感に声が出た。入れた状態で髪を触られてキスされた。
「マサキ、動くよ」
「ん、あ、あ!!」
手を握られながら、動かれて俺もすげー気持ち良かった。アナルだけの刺激でここまで気持ちいいのも久しぶりだった。ちんこも一緒に扱かれて、我慢してた声もだんだん大きくなってきた。
「あ、アキラさん!やば!ああ!」
「…あっ…マサキ…めっちゃ気持ちよさそう…」
「…アキラさんは…?」
「俺も、やばいかも…」
動きが早くなってきて、俺の方が先にイッた。アキラさんもその後、そんなに時間も経たずにイッた。イッた後、放心状態の所にキスされて、頭を撫でられながら「好き」って言われて、「俺もです」って一言返した。
その後、風呂を沸かして2人で入った。ローションまみれのケツを洗われて、なんかまた勃起してきたアキラさんのちんこをフェラしてイかせた。
風呂から上がって、アキラさんの入れてくれたホットミルクを飲んでる間に、シーツを替えてくれたらしくて、飲み終わってから一緒にベッドの中に入った。
自然とアキラさんの腕が回ってきて、そのまま頭を撫でられる。
「なんか…思ったんですけど…アキラさんって、結構尽くすタイプですか?」
「ん?言ったじゃん。俺独占欲強いって。昔は愛情ってなんだろーって思ってたから、人のマネばっかして、雑誌とかで恋人ってこういうもんかなってこと全部やってたら、一般常識じゃないことがわかった。笑」
「なんですか、それ。笑 マニュアル人間じゃないですか。笑」
「an-anは俺の教科書だから。笑 …こんな格好悪いこと人に言ったの初めてだ。笑 ありがとな、マサキ」
アキラさんの言葉に笑うと、アキラさんが笑いながらまたキスしてきた。簡単なキスに、体温の上がってるアキラさんが近くにいて、段々眠くなってきたけど、今のこの時間がもったいなくて、なんとか目を開けようと頑張った。
「…俺の方こそ…引かないでくれて…ありがとうございます…」
「…マサキの体、全然汚くなかったよ。マサキが頑張って生きようとした証拠だもん」
言われて、涙が出た。アキラさんの胸に顔を押しつけながら泣いた。
「子供の時に出来なかったこと、これからいっぱいやろうな。修学旅行とか行きたい。修学旅行俺いい思い出無かったし。俺、こんな仕事だし、心配かけることもあると思うけど、中途半端な気持ちでマサキに一緒にいようって言ったわけじゃないから」
「…ありがとうございます。なんか信じらんなくて…。昔っからお前なんかクズだって言われて育ってきたから…アキラさんにそう言ってもらえて、嬉しいんですけど…なんか巻き込んだみたいで…」
「俺も同じようなもんだよ。施設の中でも学校の中でも一人で、なんか居ても居なくてもいいんじゃないかって…そこらへんに落ちてるゴミと変わんないって思ってたから。でも、マサキにかっこ悪いとこ見られて、それでも好きって言ってもらえて、マニュアルに頼ってばっかだったけど、そういうの無しに自分に少し自信が持てた」
「アキラさん…」
「マサキが自分のことクズって言うなら、俺の方こそだし…クズはクズ同士一緒にいればいいじゃん。俺はマサキのことクズって思わないし、マサキも俺のことそう思わないでしょ?ずっとお互いそう思ってたら、ちゃんとクズじゃない人間になれるよ」
しばらく泣いた後、アキラさんの腕の中で寝た。すごく気持ち良くて、このまま本気で死んでもいいと思ってしまった。