わー!コメントめっっっっっっちゃ嬉しいです。コメントもらえると、描くのも楽しいですね。書き溜めてたのがなくなってきたので、ノロノロ更新すいません。そして、エロくならなくて、すいません。文章まとめ能力ないので、飽きずに付き合ってください。
アキラさんに告ってから1か月が経った。
俺が告白したあの後、長い沈黙の後に、アキラさんが、
「ごめん…俺…」
って切り出したもんだから…。やっちまった感、満載。小学校の頃、好きだった奴に気持ち悪いって言われたことを思い出して、アキラさんに言葉を言わせないように畳み掛けた。
「すいません。アキラさんはせっかく友達としてみてくれたのに。でも、俺、付き合ってくださいとかそんなことは考えてないんで。アキラさんの生活の邪魔もしないし。好きだって言っちゃったのは…つい…だったんで…あんまり重く考えないで、今まで通り仲良くしてやってください。さー、寝ましょうか」
みたいな感じのことをわーっと言い逃げて、ソファを借りて寝た。いつもは一緒にベッドの中に誘ってくれたアキラさんも、さすがに俺がソファを借りるのを止めなかった。
(友達以下に…戻ってしまった…)
その事実を突きつけられたみたいな感じがして、ソファの中でずっと眠れなかった。
それ以降、アキラさんから毎日のように来ていた連絡はパッタリなくなった。たまにラインが鳴ると、猫の近況報告と写メが送られてくる。猫は、里親が見つかるまではアキラさんちで保護してもらうことに決まり、「福助」って名前をつけたって一言連絡が来た。
せっかく、アキラさんの友達になれたのに、友達だと思ってくれたのに、告白してバカなことした…って気持ちと、そのまま友達関係を続けてたとしても、絶対限界がくるから、早くに振られて良かったなって気持ちが一か月グルグルして…。
たとえ猫の近況報告でもアキラさんから、ラインが入ってたらやばいくらい嬉しくなるんだけど…。
そんなグルグル期真っ盛り。店に一人の男の人が飲みに来た。名前はキョウスケさん。一人でカウンターに座って、カクテルを注文したかと思ったら、気さくに話しかけて来てくれて、すごく話上手で俺はすぐに打ち解けた。
結構時間も経って、閉店間近。店の中はキョウスケさん一人。伝票整理するとかで、マスターも裏に引っ込んでた。
「マサキ君ってさ、ゲイ?バイ?」
普通に会話してた流れで、そんな感じの流れになった。
「バイですよ」
「嘘つかなくていーよ。俺聞いてるから」
キョウスケさんの言い方に、なんかひっかかり…。酒をそこそこ飲ませててもらってて、頭が回りにくかった。
「アキラって知ってるでしょ?」
いきなりアキラさんの話を出されて、ドキっとした。
「…よく飲みに来ていただいてますね。お知り合いですか?」
「うん。昔、アキラの働いてるホストクラブで俺もホストやってたの。家近いから、一緒に飲んだりすんの、たまに。そんで、この前飲んだ時、マサキ君の話してたから」
(俺の話って…まさか、告ったこととか言ったんじゃね…?)
「俺の話って?」
「ゲイバーで勤めてるゲイの子と友達〜って。あ、俺バイなんだけどね。今、色々あって、女の子はいっかなって感じの話をアキラにしてて、マサキ君のこと紹介してって言ったら、ここの場所紹介してくれたから、今日飲みに来てみた」
笑顔で言うキョウスケさんの言葉に、ちょっと言葉が出てこなかった。
(俺がゲイってことも言ってるみたいだし、紹介してって言って場所教えるって…完全に、キョウスケさんとくっつけば、アキラさんに被害がいかないからだよな…。それか、あんなこと話して、可哀相なヤツって同情されたのか…俺は付き合えないけど、代わりは見つけてやるよってこと?)
なんか、そんな周りっくどいことしなくても…って気持ちと、アキラさんに迷惑かけるつもりは無かったのに、想ってるだけで、アキラさんにとって迷惑になってんだ…ってことが痛いぐらい理解出来て、ちょっと言葉が出てこなかった。
「実際喋ってさ、マサキ君、面白いし、楽しいし、タイプだし。恋愛観も近いみたいだからさ!マサキ君、俺と付き合わない?」
なんか、考えるのもダるくて、もういっか…て気になってしまった。
キョウスケさんに、いいですよ。って一言答えた。酒のせいかわかんないけど、頭がすごい痛かった。