ゆっくりしてからあがると、翼は軽くぐーぐーといびきをかき、仰向けに大の字になって掛け布団の上で寝ていた。
何も穿いていない翼の玉が顔を覗かせていた。無防備だ。
改めて翼をまじまじと見る。
可愛い寝顔、はだけたバスローブから覗くエロいカラダ。
俺はベッドに横になりしばらく寝ようと試みたが、興奮して眠れず翼のバスローブを脱がせる。
翼はさっきあったことを覚えているだろうか。
またわきの匂いを嗅ぐ。清潔感溢れる匂いだった。
乳首に吸い付く。これでもかと言うくらい。
しばらくすると、翼の息子もむくむく起き上がってきた。
翼の息使いが少しだけ熱を帯びる。
キスをすると、酔いが回っているのか疲れ切っているのか、受け入れるかの様に口を開け、舌を少しだけ絡ませてきた。
「あやか…」
さっき言っていた元カノの名前だ。
「ごめん。」そっとつぶやいた。
「え?わた兄?」翼が気付く。
「なんで?こんなん…」
「翼のことが好きで好きで、ずっと眺めてたんだけど、我慢できなくなった。」
翼の目がうるんでる。
「わた兄…ゲイ?」
「うん、たぶん。」
「ゲイはみんな好きな人を襲うの?」
「ごめん。本当に嫌な思いさせた。」
「すっごい恥ずかしかった。だけど、今、よくわからない気持ち。すっごい混乱してる。」
「だよな…」
「わた兄、そのさ、一緒に寝ても良いかな…?」
受け入れてくれたのか?
それとも彼女を思い出して寂しくなったか?
翼がベッドに入ってきた。
しばらくすると翼が俺にしがみついてきた。
「こういうのゲイって言うんならさ、俺、別にゲイ嫌じゃ無いかもしれない。わた兄、優しいし。」
泣きそうになった。
俺が目覚めさせてしまったことは確かで翼の今後の人生を左右させるような事をしてしまって心配になった。だが、そんなことはどうでも良かった。
今、ずっと妄想でしか犯せなかった翼がこうして受け入れてくれようとしている。それが信じられないほど嬉しかった。
翼のバスローブに手を入れ、女のカラダを触るように胸へ手を滑らせる。柔らかい乳首が少し硬くなり、翼から声が漏れる。