昔、『イケメンノンケの』を書いた奴です。
あの出来事以降、ずっと会うこともなく、地元に帰ったら掲示板で相手を探したりしていました。
ただ、この前帰った時に偶然彼に会ったら、またとんでもない経験になりました。
俺は、ちょっと用事があって地元に帰っていた。
その日はエロのことを考えることもなく、普通に親に言われた買い物を済ましてマンションへと戻ってきた。
普段は階段を使うけど、買い物終わりで両手がふさがっていたこともあって、たまにはエレベーターを使ってみることにした。
エレベーターは上の階から、誰かを乗せて降りてくるようで、俺は少し避けた位置で待っていた。
するとエレベーターのガラス越しにイケメンが乗っているのは確認できた。
ただ、見た目が変わっていて同一人物だと気付かなかったが、向こうから声をかけてきた。
『あっ、もしかして』
『はい??』
『何年か前の変態さんですか?(笑)』
俺はそう言われてパニくっていたが、彼の顔を確認すると状況は呑み込めた。
黒髪で短髪になっていて、少し色黒になって大人っぽくなった、前回と同じ山本裕典似のイケメンだった。
そこから二言三言交わしただろうか。
彼の方から意外な言葉が出てきた。
『今日、前みたいにやってもらえますか?』
俺は、一瞬の戸惑いの後に、すぐに返事していた。
『良いですよ』
すぐに言葉は出ていたものの、ものすごくドキドキしていたのを覚えている。
ここでいったん切ります。