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続きです。
仰向けになった吉田君の足に跨り、太ももをマッサージする。
なるべく意識しないよう、本とマッサージに集中した。
ここをこうして…こう…かな。
揉んだり押したりを繰り返す。
「ばか!くすぐったい!」
足の付け根らへんをマッサージしたら、力が弱かったらしく、吉田君が身を捩った。
「う、動かないで!」
バランスを崩しかけ、僕は吉田君の腹に手を置き、体勢を保った。
「……」
吉田君がこっちを睨む。
「ごめん。次はもうちょっと力入れるから」
「…わかった」
吉田君が左右腕で目を隠した。
僕は体勢を直し、再び足の付け根らへんをマッサージした。
「ッ…ふぅ…」
吉田君が深呼吸する。
「痛い?」
「いや、痛くはない…ッ」
そのわりには唇を噛んだりしている。
もっと力弱いほうがいいのか?
少々優しくしてみた。
「だから、ばかッ!」
それは一瞬だった。
吉田君の股間が一気に膨張し、水着の上からでもくっきりと形が分かるようになってしまった。
吉田君が腕を退け、こちらを睨んでくる。
なんとなく、赤くなっている気がした。
「もう…いいや。マッサージしろよ。勃起見られたら、あとはもう…いいや」
再び左腕で目を隠した。
「なんか、ごめん」
「いや、我慢できなかった俺も悪いし」
右手で自分の股間を触る吉田君。
「ちょっと鍵かけてきて」
「え?あ、うん」
吉田君から降りて、更衣室の鍵をかけた。
「ありがと」
そう言うと、吉田君は躊躇せずに水着を脱いだ。
腹につきそうなほど勃起した上反りのモノが姿を現す。
「マッサージしろよ」
「いや、水着、穿いてよ」
僕は落ち着くためにそう言ったが、視線は吉田君の股間に釘付けだった。
剥けてはいるが、色はピンク。
大きさは約15センチで、毛も産毛ではなく、黒々とした陰毛が生えていた。
「誰かさんが勃たせたからチンコいてぇんだよ、水着穿くと」
自分のモノを緩く扱く吉田君。
「…ごめん。言い方キツかったな」
「べつに、いいけど…」
「…俺、何してんだろ」
そう言いながらも吉田君は扱くのをやめない。
「乗って」
「…うん」
吉田君の足に跨った。
「その重さ、すげぇいい…」
左手が僕の太ももを撫でる。
「まじでつるつる」
吉田君の顔は、雄の顔になっていた。
続きます。