俺は正直迷った・・・
先輩のこと嫌いじゃない。むしろまだ、大好きだ。でも、また、ずるずるしてお兄さんに知られたら、今度こそ先輩の将来に影響しかねない。
どうする、俺・・・
先輩はじっと俺を見つめている。
俺
「K先輩、すいません。俺、先輩の期待には答えれません。こうなる前に戻りましょう。もう、終わりにしましょう。すいませんでした。先輩には俺じゃないもっと先輩を大事にしてくれるひとが居ると思います。」
と、言うと俺は一例をして、先輩の方を見ずに外に出た。
これでいい。これでいんだ。自然と涙が出た・・・なんでだろう。なんでだろう。
トイレの個室で落ち着くのを待った。
そうだ、ここから始まったんだ。ここでK先輩が・・・もう、忘れよう。トイレの水を勢いよく流した。
道場に戻ると既に半分くらいの部員が来て朝から笑い合っていた。そこに溶け込むように先輩もいる。
良かった、何もないように溶け込んでる先輩をみてちょっと安心した。顧問の号令とともにいつもと変わらぬ部活も終わり。掃除をして家に帰った。
おれからどれくらいたっただろう。2学期も始まり3年生は引退で部活にはあまり顔を出さなくなった。推薦で進学をする何人かは毎日来ていた。まあ、K先輩も毎日練習をしていた。
今日は朝からお腹の調子がわるくてトイレにしょっちゅういっていた。練習中に漏らさないかとヒヤヒヤしながらしていた。無事練習もおわり、いつものように着替えて、チャリに乗って肛門を出たら、やっぱり来た・・・トイレ・・・
学校に戻るより近くの公園が早いとおもい、一目散に公園のトイレに。ふう。間に合った(汗)
トイレから出るとすっかりあたりは暗くなっていた。
チャリに乗り、駅に着くと、K先輩が誰かと待ち合わせしてるのか、駅のベンチに座っていた。俺は、そこを通らないと行けないので、おつかれさまですと言ってその場を通り過ぎた。
K先輩は何も言わず、俺を見つめていた。気づかないふりをして歩き続けた。
誰と待ち合わせしてるのか凄い気になってしまい、バレないように影から覗くことにした。
携帯をちょくちょく気にしてるっぽくて、返信してる感じだった。しばらくすると待ち合わせていたのは・・・・
俺とタメの佑樹だった。佑樹は重量級で見た目ヤバそうな奴だった。二人は笑いながら駅をでて歩き始めた。
俺は、まさか、佑樹のペットになったのかと少しイラッとした。イラッとしたら思わず後を追っていた。
帰宅ラッシュもあり、かなりの人で数分で見失ってしまった・・・
くっそっ!あいつらまさか・・・マジでありえねー。あんなデブに穴ふってやがるのか。俺としたときみたいに犯されるのか。ありえねー。ありえねーよ。なんで佑樹なんだよ。
それから、少し探したが何処にいるのかわからず、仕方なく俺は帰った。家についても怒りは収まらず、K先輩にふざけんな奴隷野郎とだけ書いてメールを送った。
瞬間、エラーメールが帰ってきた。アドレス変えたのかよ!マジで気に入らん!俺の中で何かがプチンと切れた感じがした。
翌日、朝練の最中に俺はK先輩に近づき、昼休み部室に来いとだけ言って離れた。
K先輩はびっくりした顔をしていたが、知らん顔して朝練の続きをした。
昼休みになり弁当を食ってから部室に行った。部室にはすでにK先輩が待っていた。入って鍵をしめると先輩の頭を掴み
俺
「お前、昨日、佑樹と何処で何してたんだよ?正直に言えよ!」
K先輩
「何もしてないよ。学校辞めるか悩んでて相談にのってただけだよ。俺はこの高校でホントの俺を知ってるのはひでだけだよ。今までもこれからもそれはかわらない。髪の毛痛いから話してよ?」
俺
「ふーん。じゃーなんでメアドかえたの?」
K先輩
「それは、兄貴の知り合いと兄貴の家でいろいろさせられてずっときてたんだけど、兄貴の家だと制限があるからっていわれて何人かの人の家で性処理道具としてやらされてたんだ。それで、ひでに道場で俺をペットにして欲しいって言った前の日に相手に、もう、しませんて送ってメアドを変えたんだ。ひでに言おうとおもったけど、断られてそのまま出て行ったから言えずにそのままになってたんだ。言わなくてごめんね。だから、髪の毛痛いって。。。。」
俺
「うるせーよ。お前は俺の道具として生きたいんだろ?じゃーその願い叶えてやるよ。そのかわり、いてーとかはむかったり、ふざけた態度すんなよ?わかったら、俺の足舐めて服従の姿勢をみせろよ。」
俺は、すべて勘違いをしていた。恥ずかしい。でも、どうしていいかわからない。でも、これだけは言える。俺はもう、離さない。やっとわかったよ。俺やっとわかった。先輩がやっぱり好きだ。だから、上手く伝えれなくてこんな言い方しか出来なかった・・・
先輩の髪を話すと、正座をして俺の上履きを舐めた。
俺
「よし、これで、お前は俺のペットだ。お前の望みどうりでうれしいだろ?早速、今日の部活のあと、待ってろよ。」
はい、お願いしますと言われると同時に昼休み終了のチャイムが鳴った。俺たちは部室を出て午後の授業をし、部活を終え、待ち合わせの校舎で一番人気のないトイレに向かった。